双頭祭 [きぎりゲームズ] | DLsite 同人 – R18
あらすじ
当ゲームはリソース管理よりのダンジョンRPGで、二人の主人公の内一方を選択してゲームを進行させます。
なお選択しなかった方はライバルとなり優勝を競う形に。
勝つためにダンジョンに潜り、レベルアップや装備の強化を繰り返しながら計三回の優勝決定戦を勝ち抜きましょう!
サンプル
レビュー
キャラとCGに惹かれて買ってみましたが、なんでこれ売れてないんですかね…と思うレベルの完成度を持っているゲームだと感じましたので筆をとりました。まずエロ部分についてですが、こちらはサンプル等見てわかる通り、キャラや絵のクオリティは高いので、好みの絵柄であればこの点は問題ないと思います。
ただ、ボリューム(シーン数)は少な目ですかね。
表紙以外のキャラのシーンもまぁあるので表紙のキャラ目的だと物足りないかも…
次にゲーム部分。
こちらが特に素晴らしいです。
多彩なキャラとスキルを組み合わせて個性豊かな敵と戦うことになるのですが、様々な要素が絡み合うため、一筋縄ではいかない手ごたえある戦闘となっています。
どれだけこちらを強くしても、1つのミスで壊滅したり手痛い損害を受けることがあるような戦闘バランスな為、如何にリスクを減らすようにするかが大事で、それを考えるのもまた楽しいです。
初見の敵にボコられることもよくあり、(敵の特徴が表示されるようになって幾分減りましたが)そういった敵を自由に降りなおせるスキルや装備で安定打開できるようになると達成感もひとしおです。
開始時にゲーム難易度の調整ができるのですが、こは初見では絶対低難易度にしてやるべきです。
というのも、システム上ダンジョンに挑める数が固定なため、探索ミスを繰り返してると詰む可能性が高いからです。
しかも1探索には中盤くらいからは1~2時間程かり、途中セーブも不可能なので、ゲームになれるまでは低難度推奨かと。
初見調子に乗って難易度Aで開始して5時間くらいプレイした所で「これ無理」と諦め、難易度Eで再プレイしたら安定してクリアできました。
テキストをちゃんと読んで30時間くらいはかりましたかね。
各キャラも大変魅力的で、ストーリーもしっかり引き込まれる物となっていると思います。
本当なんで売れてないのか不思議です。
宣伝不足ですかね…? 戦闘がやりたい人向け、エロ目的には向かない、ハマる人はハマる作品
この作品の最大の魅力であり長所は『戦闘システム』
このゲームのプレイ時間の大部分を占める要素であり、剣と魔法のTRPGの標準戦闘風、或いは後日談系で分かる人には伝わるだろうか
しかしながら、『防御力』『MP』『ダメージ乱数』といった要素は廃しており、戦闘中のリソースも『行動力』『HP』『所持アイテム』以外無い程に簡素化
行動力のコストをやりくりしながら攻撃力・魔法力を『耐性』で軽減し、HPで受ける所まで突き詰めた戦闘で面白いと言わせるくらいの戦術性を持たせ、ゲームバランスも良好と感じるくらいには練り込まれている。
(但し、本格的に色々な戦術を取れるようになるのはダンジョン攻略2-3回目以降、耐性云々で悪さ出来るのは1日目以降でとっつきにくさはある)
また、更新により各モンスターには『選んだ主人公別に』コメントが追加されており、初見モンスターに遭遇する楽しみがある。
戦闘面の不満を上げるとすれば敵味方の行動順表が欲しかった事とBGM数くらい
他操作性や処理の高速化も良く、ストレスなく遊べる仕上がり
反面、明確な短所として『プレイ時間の8-9割を占めるであろうダンジョン攻略及び戦闘中』のR18要素が皆無に等しい事が上げられる
主人公が現在HPに応じて衣服が脱げる(そして回復で着衣する)『アーマーブレイク要素』があるが、それ以外はイベント1回分のみ。エロトラップっぽい物が一応あるが次回奇襲確定なだけである。
R18要素はほぼダンジョン外であり、エロトラップも、エロイベントも、エロ装備も、エロ状態異常も、エロチャレンジも無いのである…
個人的にはキャラ続投で、諸々発展した次が出たら買う。それくらいには楽しい作品だったので売れて欲しいが、万人向けではないジレンマを抱える作品である。