貪食の聖騎士 [贅肉農園] | DLsite 同人 – R18
あらすじ
世界を喰いつくす貪食の魔王、これを倒したジャンヌは聖騎士最後の仕事として聖火を各地に灯しに行く。
しかし今まで味わったことのないほどの食欲を感じ…
おまけ簡易イラスト7種13枚
対応:windows
サンプル
レビュー
私がゲーム得意じゃないのも大いにあるのですが、研究し甲斐のあるゲーム性でした。いわゆるツクールのMPゲージを「満腹度」として使用し、戦闘や移動で減少するのが本作の主軸のシステムです。
たとえHPが残っていても「満腹度」が0(空腹MAX)になってしまうとゲームオーバーなので、常に気をつけてプレイする必要があります。
ゲージが一定値を下回ると「堪えきれない空腹感」として警告を出してくれるので、うっかり食い忘れはまず無いと思います。
頻繁に出る警告が食欲に取り憑かれた主人公の精神状態を表す上手い演出でした。
手持ちの食料アイテムを切らさず、もっと言えば無駄の無い行動を心がけて、腹が減るのを最小限に抑えながらクエスト達成を目指すべきと分かっているもの、RPGなので探索で動かざるを得ない相反する命題にやり込み要素を感じました。
ストーリー面では「太っている罪悪感」「周囲の風当たり」が印象的に表現されていました
本作の世界観は食料事情が逼迫した飢饉の状態にあります。
しかし、上記の通り主人公は頻繁に食べないといけません。
しかも、空腹感を埋めるための仕方ない食事であっても食べると太ります。
グラフィックも変化します。
精悍で凛々しかった女騎士が見るも無残な肥満体に変わり果て、彼女を知る人ほど驚愕し落胆を隠し切れません。
そして、この食料難のご時世にブクと太っている体たらくに露骨な嫌味を言われます。
世界を救った勇者の威光が汚され、女性としての自尊心が傷つき、人としての尊厳をけなされます。
俗に言う肥満化ビームみたいに瞬時に太らされるのとは違って、じわと肥満への言葉攻めを浴びせられ、肥満責めの釜茹でに遭っているような感覚の作品でした。
つまりは女騎士を肥満責めにしたいフェチがビン刺激される高揚感が爆上がりでした。