蟲ッ刻 第一章 [ヨツツジエコー] | DLsite 同人 – R18
あらすじ
神ッ刻島(かみつどきじま)。
大仰な名前のその島は、太平洋に転々と浮かぶ伊豆諸島に在る。
そこは【物語が生きる】島。
隣の島へ渡るにも数時間の船旅を要する、絶海の孤島。
島を訪れるは、三人の少女。
姫子(きこ)、心魅(ここみ)、奈々々(ななな),。
三人は、島に伝わる神錆びた伝承を耳にする。
【二十五日様】。
神隠し、天罰、呪い。
人々が口にする伝承はそれぞれ微妙にニュアンスを変え、真相は煙に巻かれていく。
島はいつしか暗雲に閉ざされ、三人は分断されていき……。
そして、運命の【二十五日】が訪れた—。
異能力者、伝説、伝承。
奇異なるモノが背後に蠢く、異能伝奇系バトルミステリー。
蟲ッ刻(これ)は、人と神と——物語の(そういう)物語(ゲーム)です。
抗えど、諦めど。箱庭の宴は、終わらない。
サンプル
レビュー
【気になった点】・敢えて挙げるのであれば、ストーリーが面白いだけに、非常に短く感じる(感覚の問題だが)のと、消化不良感が強い(全四章予定の第一章だが)事。
・初期のバージョンでは、ちょっとした誤字脱字が見付かった。パッチやバージョンアップで改善され始めている。
【良かった点】
・途中でプレイを中断させてくれない、独特な世界観と中毒性のある深いストーリー。神ッ刻島を実際に自分が探検している感覚になれた事も嬉しかった。
・三人の仲良し少女達の、ほのぼのとした微百合的なやり取り。キャラの表情もコロ変わって、非常に可愛らしい。
・前作“蟲ノ目”同様、中二病度全開の設定。第一章である事もあり、異能力バトルは控えめだったが、今後の章では確実に期待出来るだろう。
今回は神ッ刻島という、東京都であって、しかし絶海の孤島でもある、謎の島が舞台になります。
大学在籍中の三人の仲良し少女達が、バカンスも兼ねてこの島にやって来るのですが、そこで“二十五日様”という神様の伝承を聞く事になり、少しずつ調べて行く内に、大きな事件に巻き込まれて行くといったストーリーです。
全四章の前作“蟲ノ目”をプレイされた方は納得して頂けるとは思いますが、本作も“中二病”、“微百合(百合?)”、“伝奇”といった要素が非常に強く、前作にドハマりした方は、今回もハマる可能性は高いと思われます。
プレイした限りで言えば、前作との関連性はそこまで強くはないように思いました(詰まり、初心者でも楽しめる)が、蟲についての設定や、前作の3つの組織を匂わす描写、更には前作の登場人物の名前が出て来たりと、プレイ済の方にも嬉しい要素は多そうです。
兎に角、早く第二章がプレイしたい…只管にそう思わされる作品でありました。
第二章公開の前に、また“蟲ノ目”を第一章から第四章まで、プレイし直したいと思い始めている今日この頃です。