vol.03 DAGGER 有色の戦人 [The sense of sight] | DLsite 同人 – R18
あらすじ
オリジナル感動系ファンタジーノベルゲーム DAGGERシリーズvol.03
■作品のあらすじ
セレノア・グレイスに命を助けられた借りを返すために、
ティストとアイシスは、魔族の領地を訪れる。
見たこともない作りの部屋、床で暮らすという生活スタイル。
文化の違いに戸惑う二人を待っていたのは、
手荒い歓迎と、魔族の命運を賭けた依頼だった。
「食糧難の魔族は、人間からの援助を求める」
「そのために必要ならば、我々魔族は人間に服従を誓おう」
魔族の王の依頼をティストとアイシスの兄妹が受けるとき、
物語が次の展開へと向けて、大きく脈動する。
魔族の依頼をこなすうちに、徐々に作り上げられていく信頼関係。
そして、目の当たりにしたグレイス一族の不和。
食糧難を解消し、家族の不和を解決するために、
ティストとアイシスが周囲に助けを求めながら、尽力する。
そして、忍び寄る新たな敵の影。
レオン・グレイス、ガイ・ブラスタと因縁のある相手が狙うのは、
セレノア・グレイスの命だった。
セレノア「なんで、そこまでしてくれるわけ?」
ティスト「狙われたのが、セレノアだから…だ」
セレノア「なによそれ? 理由になってないじゃない」
ティスト「俺が同じ立場だとしたら、セレノアは俺を見捨てるか?」
セレノア「そんなこと、言わなくても、分かるでしょ!?」
優しさが絆をつなぐ物語。
■作品詳細
エンド数 :1個
選択肢 :なし
想定プレイ時間:8時間程度
シナリオ量 :11,854行(約30万字)
背景 :15枚(差分含めると75枚) 新規2枚
立ち絵数 :23枚(差分含めると374枚) 新規1キャラ
イベントCG数 :08枚(差分含めると47枚) 全て描きおろし
音楽 :20曲(うち19曲は作曲依頼のオリジナル) 新規追加なし
効果音 :24個 新規追加なし
音声 :なし
作成ツール :Nscripter
対象年齢 :全年齢(18禁要素なし)
■推奨環境
Windows2000,XP,7,Vista,8,10で動作確認済
Windows環境なら問題ありません
サンプル
レビュー
久々、その世界に知らず、引き込まれる作品に出会った。と言うのがまず、一番初めに読み終えて感じた事。
物語は、続き物なので少々一章からの内容も入りますが、人間と人間以外の種族が混在する世界で、
稀有なる戦闘技能を持つ主人公が、一人の身売りされかけていた少女を救い、
共に歩み始める所から物語りは始まります。
剣と魔法がこの世界での戦い方であり、戦闘シーンの描写もさる事ながら、
それぞれの登場人物達の心理描写を細かく書いている点も、物語に感情移入できる大きな要因でした。
また、主人公はとても生真面目で理性的であり、かといって冷たいわけではなく、
相対する人の心情を汲み取って振舞う事の出来る、そんな人物です。
また、彼の他にも、彼を取り巻く女性陣や、彼を支えてくれる
人達のありようもまた、魅力的だと思いました。
一人。
どこかしら孤独を抱えて生きる男が、身寄り無き境遇の少女と出会い…。
彼女に自分がかつて教わってきたものを今度は伝え、その成長と共に、優しき、
但し強く揺るがぬ心の絆を少しずつ築き上げていく。
様々に苦難を乗り越えてきた男がほんのひと時味わう、誰かと共に過ごす、その日々の温かさ。
…が、彼がこれまで生きて積み上げてきた様々なものが、彼を安穏とした日々に埋没してしまう事を許さなかった。
彼は旅立つ。
血は繋がっていなくとも、自分を兄と慕い、自分を支える為に身も心も強くあろうと、日々の努力を惜しまぬ義妹と共に。
…興味を持った人は、是非、第一章から読んでみて下さい。
早く次の第三章が、個人的には待ち遠しいですね。 諸事情で積んでいたのを、最近クリア。少しずつプレイしていくつもりだったのに、気付いたらエンディングが流れてた。・どゆこと?
それはさておき、プレイの感想。前作「戦場の最前点」も面白かったですが、今回もとても良かったです。主人公たちと今回のヒロイン「セレノア」の触れ合いも良いですが、個人的にはレオンの側近のサリたちの事が掘り下げられていた嬉しかったです。ラストの展開には結構驚かされました。有色の戦人ってセレノアのことかと思ってた・ DAGER-戦場の最前点-の続きのお話です。サブタイトルは(ゆうしきのいくさびと)と読みます。
プレイ時間は-戦場の最前点-と同程度。今回もコストパフォーマンスに優れています。
今回のヒロインは魔族の姫君ことセレノア・グレイス。続きが気になる展開が連続していくのは相変わらず。
ただ、前回よりもコメディタッチなシーンが増えています。セレノアの明るさのおかげでしょうか。シリアスな部分も当然しっかりしているので、メリハリの良さが更に増しています。
熱いシーンはとことん熱く、個人的には、終盤の更に最後辺りの展開で非っ常に胸が熱くなりました。
ツンデレヒロインなセレノアも良いのですが…何よりも、アイシスが素晴らしい! -戦場の最前点-の頃から好感触でしたが、アイシスの真価がまだこれからであることを感じます。これほど安心して背中を預けられる妹キャラが、かつて居ただろうか!? 性格が明るくなってきてるのもたまらん!
ただでさえ好きなキャラであるアイシスの株がうなぎ登りでした。流石は元祖ヒロイン。立場的に続編でも活躍しそうなので、今から期待大です。
物語は今回もきりのいところで終わりますが、劇中で前大戦の新たな謎が出現していたりと、続きが気になります。
あと、アイシスは俺の嫁。