青空はすぐ側に、言葉はもう語らない [男の娘ソフト] | DLsite 同人 – R18
あらすじ
●男の娘(オトコノコ)のHゲーム
男の娘と少女の物語。
限られた最期の時の中で二人は語り合い、肌を重ね合う。
シリアスな純愛ストーリー。
OPムービーあり。
●物語
空はどこまでも青かった。
だが窓は閉められており、風を感じることはできない。
非常食も水ももうすぐ底を突くだろう。
2人だけの世界。
冬夜と朱香はワンルームの部屋で、ただ静かに膝を抱えて待っていた。
やがて訪れる、その時を——
——
≪奴らは”生命の設計図”に野放図な落書きを撒き散らす。
神の築いた”螺旋状の神秘”に暴虐の限りを尽くし、子々孫々にまで呪い続ける執念深さだ。生命が受け継がれていくシステムを破壊するのだ。≫
≪空から舞い降りる雨には——色がついていたのだ。
透明であるはずの水滴。しかしどういうわけかうっすらと黒みを帯びている。
地面やガラス窓に当たれば弾け散り、その色彩は途端に薄まるように消える。だが、その雨は確かに闇の色を湛えながら落ちてきていた。
まるで無機質に、ただ地平線のようにそこにある現実を受け流すには、人事のように振る舞うしかない。≫
≪冬夜は思い出す。新約聖書、最後の預言書を。
様々な災いが降りかかり、多くの人間が苦しむ姿が描かれた黙示録だ。
だとすれば今は最終戦争の最中なのか? それじゃあ、ここさえ乗り切れば救世主がやってきて幸せの千年王国を築いてくれるのか?≫
——
●充実のシステム設定!
CGモードやHシーンモードは勿論、メッセージ速度設定、各種サウンド設定、自動読み進み、スキップ、クイックセーブ・ロード、など便利なシステムを完備!
●クリエイター
制作責任・原作・ディレクション: 栖 深雪
シナリオ: 根無し草
イラスト: エイジ
キャラクターボイス:
鵜乃井 冬夜/神崎 克樹
文野 朱香/みる☆くるみ
公式HP
https://otokonoko-soft.skr.jp/hp_aozora_01enter.html
▼動作環境
・OS Windows XP/Vista/7
・CPU 1GHz以上(1.5GHz以上推奨)
・メモリ 256MB以上(512MB以上推奨)
・グラフィック 画面解像度800×600以上
・HDD 600MB以上の空き
サンプル
レビュー
音声を全てじっくり聴いても2時間からないコンパクトなボリュームの短編。物語を通して重々しい空気で進みますが、男の娘とヒロインは実に淡々と過ごしていきます。
エッチシーンではヒロインに攻められることもありますが、なんだかんだでラブな和姦風味です。
主人公は男の娘ではあるのですが、精神的には普通に男性っぽいので女装という方が近いかもしれません。
このサークルさんの作品の中では結構珍しい異色な設定。
最後までこの淡々とした調子で進むのかと思いきや、ラストは…
決してハッピーエンドとは言えませんが、不思議と清々しい気持ちで読み終えられる少しせつない物語です。