LEVIATHAN [御茶ノ水電子製作所] | DLsite 同人 – R18
あらすじ
「LEVIATHAN(レヴィアタン)」は、3人の主人公をあやつり、ストーリーを展開させてゆく、「3視点変換(トリプルサイト)システム」を採用した、新しいスタイルのノベル・アドベンチャーゲームです。
プレイヤーが自在にプレイするキャラクターを変更することで、緻密に設計されたストーリーを読み解き、複雑に絡み合う物語の謎を解明してゆくゲームです。
そして、平行する3つの物語では、登場するキャラクターたちもそれぞれに交錯し、多視点ゲームの魅力を存分に楽しむことができます。
また、登場するキャラクター達の総勢21人にイメージグラフィックを用意し、
ヴィジュアルとテキストで個性あるキャラクター達の人間ドラマを演出しています。
サンプル
レビュー
他のレビュアーの方も書いていらっしゃるように、あまり時代物っぽくない時代物。ゴスロリとか平気で言います。時代がかった言い回しというものはほとんどないので、時代小説は苦手、という方でもすら読めると思います。
…逆に、本格的な時代小説を愛読している人は、世界観と言葉に違和感を感じてしまいそうですが。
わずか三日の物語であるにもかわらず、シナリオは濃厚で、十分な長さを持っています。
登場キャラクターも多く、それぞれに魅力的。
立ち位置的に正統派なキャラである主役三人の魅力は当然として、良い意味で空気クラッシャーな龍巻が個人的には一番。
時代小説の文体とかは苦手だけど時代物は好きだという人、単純に良質なADVを求めている人におすめ。
…ただ、それなりに人は死にます。だから、人が死ぬ物語や流血表現がダメな人はやめておいたほうがいかと。 ラノベのような軽い文体で、ミステリ+伝奇モノ+時代小説という感じ。
なので、これらの要素の融合に関心が無いと面白くないかも。
特にラノベっぽい現代的な文体は、時代小説っぽくないですし。
有力な藩に挟まれた小藩が滅び、その原因を探る元姫の女浪人と、仕官の宛てを求める親子、藩に仕える女侍の3人がニアミスを重ねて物語が展開するので、そのような視点の交錯も魅力の1つですね。 良くも悪くもコテの時代物とは一線を画する作品です。
キャラのノリや性格、特に口調が砕けすぎていて、
舞台をそのま現代に移しても通用しそうなほどです。
横文字の使用が特に凄まじく、当時にはあり得ない単語を当たり前のように使います。
あまりの言語的暴挙が、呆れを通り越して大変に楽しめました。
物語は至極、真っ当で外連味なく、よくまとまった良質の作品だったと思います。
史実を土台にしており、実在の人物も何名か登場するので、特に、
戦国時代九州系の歴史に詳しい人物なら物語に対する理解がより深まるかと思います。
タイトル画面で流れる主題歌が卓越した出来映えで、
時代物、という作品像を壊さず、かつ堅苦しくなく聴ける、
良質のポップスだと感じました。
体験版か、サイトの方で無料フル試聴ができるので、
ゲーム歌曲が好きな人なら一度聴いてみるとよいかと思います。 歴史物は中々珍しいと思う。
絵はyizumi氏が担当している。
成人向け作品では有るが
「コロのクサリ」という作品も
こちらで販売している様なので
気になった方はチェックして見ると良いかも知れない。
絵自体はとても綺麗で違和感無く楽しめる。
ゲーム内の期間は三日と短いが
こちらも3人のキャラクターを行き来するので
密度は高く、短さを感じさせない
少し残念だったのが
イベントCGの閲覧等機能の無い事。
(これはイベントCG自体が少ない事に起因するかも)
物語自体は戦闘シーンや萌えによる事無く
かなりストイックな雰囲気なので
じっくりと読み進められる方にお勧めしたい。