ラジオキャロライン [御茶ノ水電子製作所] | DLsite 同人 – R18

ラジオキャロライン [御茶ノ水電子製作所] | DLsite 同人 – R18

あらすじ

イングランドの東北、ノーザンブリア。

ロンドンの賑やかさからは遠くかけ離れた、イギリスの辺境。

流浪のアンティークブローカーである主人公、エドワード(エド)は、ふとしたことから一人の少女を自分の車に乗せる。
ユーニーと名乗った少女は大金をちらつかせ「海が見たいから連れていって」と、おかしな事を言い始める。

生活に困っていたエドはそのとても簡単な仕事を二つ返事で受け、ユーニーを北海の見える街へ案内するが…。


1960年代のイギリスを舞台に少女と男が織り成す儚く切ない物語を、ロードムービー風味のアドベンチャーゲームに仕上げました。


それは、遠い昔、小さな映画館で流れていた古い映画を思い起こさせるような、そんなハートフルなヒューマンストーリーです。

サンプル

レビュー

ロードムービー風味と題されているだけあり、美しい背景と、ゆったりとしたノスタルジックな雰囲気を持つ作品です。
音楽も秀逸であり、そんな雰囲気にとても良く合っています。
ほんのわずかな日数だけの旅路、うらぶれた男と少女と犬。
プレイした後、切ないような、暖かいような、そんな気持ちにさせてくれる作品でした。 作品自体はさほど長いものではなく
さっくりと遊べる物となっているが
物語そのものリズムは
ゆったりと、楽しめる作品になっている。
うらぶれた男と少女
犬とミニクーパー
ロードムービー風というのも
頷けるシチュエーション。
涙腺決壊のような感動ではなく
しんみりとちょっと切なくなってしまう
そういった物語が好きな方にお勧め。 なんか、ハンバーグみたい…。あっ、しつれいしました。
いえ、この作品なんですがね、かる〜いノリの試験作品なんじゃないかと思ってたんですよね、私。
　でもね、ホント失礼しましたですよ。
キャラクタとストーリーには、落ち着いた「どっしり感」とでも云うべきものがあります。
い加減な人格設定やストーリー構成ではありません。
　ビジュアルが存在するキャラクタは、「ユーニー」と名乗る少女のそれのみですが、
その「ユーニー」はもちろん、名前すらわからないチョイ役にいたるまで、キャラクタの「性格演出」は秀逸といえるはずです。
人によっては、「ありがち」とか「珍しくはない」という人もいらっしゃるようですが…。
　ただ少し残念なのは、「つかみ」の部分でしか、「ロードマップシステム」が機能していないこと、誤字脱字と思われる部分がちょっと目立つこと。
でもそんな些細な欠点を補って余りある充足感を味わった作品でした。 物語は終始主人公エドワードの視点と語りで進行します。依頼人ユーニーの「海が見たいから連れて行って」という依頼を果たすため、彼はイギリス海岸沿いの街を彼女と愛犬と共に駆け巡ることになるのですが、彼のどこか淡々とした語りと、彼の視点を通じてみる風景のためか、終始静かでゆったりとした空気が流れているように感じました。
静かでゆったりとした空気の中、彼らはそれぞれのっぴきならない状況にあり、後悔と未練を持っています。そんな彼らが旅の中で起こす掛け合いはとても印象的でした。 イギリスには行ったこともないが、
ノスタルジックな気分に浸れる。
背景が美しく、音楽とすごくマッチしている。
ストーリーもテンポよく進み、少女のキャラクターも
魅力的です。
エロゲではないが、大好きな作品。