私は貴方の神様です [灰色工房] | DLsite がるまに

私は貴方の神様です [灰色工房] | DLsite がるまに

あらすじ

■ゲーム概要
【ジャンル】女教祖と少年信者の短編狂惑サイコノベル
【プレイ時間】約40分～50分
【エンド数】8種類+1種類
【CG枚数】 差分無しで27枚
【制作ツール】ティラノスクリプト
※一部、残酷描写、軽度な性描写を含みます。

■作品紹介
小さな教会に、女性が懺悔をしに来た。
彼女は子どもを拾い、育て始めたのだという。

――――自分の「信者」に、する為に。

自らが「神様」になる為に。

■拡散・レビュー・ファンイラストについて
感想、大歓迎です!!
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タイトルには必ず〈作品名〉を載せてください。
説明欄には〈このページのURL〉もしくは〈製作者HPのURL〉を載せてください。
よろしくお願い致します。
■製作者HP『灰色創作室』⇒ https://haiirosan1.wixsite.com/haiirosousakusitu

※個人の趣味活動のため、動作や内容について保証はありません。ご自身の責任にてご利用ください。

サンプル

レビュー

こちらの灰色工房さんはただ暗いというだけではない、読ませる面白さを提供してくれるサークルさんですが、今回はちょっと読み味が違いました。プレイしながら、レティシアへの怒りがわいてくるのです。ファルートの一つ、犬ルートで「こ、この女～!」とさせられる陰湿さをヒロインのレティシアさんは存分に見せてくれます。
ただ瞬間的な胸くそで終わらないのがこのサークルクオリティで、初見だとファルのルートはちょっとエグすぎるかな…ティックルートのが…と思ってたのが、本編コンプ後に出て来る過去話でガラッと変わる。
完全フルコンプ後にはレティシアに抱いた瞬間風速的な怒りもスーッと冷めて冷静になって、今は「彼女の人生ってなんだったんだ…」という気持ちになっています。
レティシアさんはこのサークル作品でも特に面白い印象のキャラクターです。初見は嫌いでフルコンプ後は複雑な気持ちを抱いて、全部見た後で考えに考えてみると本当に波乱万丈な人だなと気づき、決して作中でそういう同情しろというようには描かれていないのに、自然と同情してしまう。今となっては好きとも嫌いとも言えない感じ…。
女性はすごくいろんな感情を抱く人だとは思う。人によっては途中で私のようにムッキー!ってなってしまうかと思いますが、嫌いにしろ好きにしろ、是非コンプ後に出て来る過去編まで頑張って読んで、それから好きや嫌いやどちらでもないを味わってほしい、そんなゲームです。
風呂入る前にちょっとだけ…がフルコンプまで止まらず、お気持ち表明別所でしまくったのに今でも胸がザワする、面白い作品でした。 神様を名乗る女が二人の男子を信者として育てる話。
どちらかの男子を選んで分岐していく模様。
とりあえずファルちゃんルートから始めましたけど、最初からぶっ飛ばしすぎて笑ってしまった。
レティシアさんやべー! でもファルちゃんもやべーな!
エンディングによっては男子二人が仲良しな展開になるのは嬉しいですね～、この男子二人の仲良しブロマンスは無限に見たいぞ。
ティック君のとあるエンディングにはドキしてしまいます。強い、男は強い…!
そしてフカちゃんに罪はない。何かと可哀そう。
エンド制覇後に見れる話で、レティシアさんの壮絶な過去から、彼女が可哀そうなのは事実なのですが、それ以上に本編のやらかしが酷すぎて同情しようにもできないところが笑えますね(笑っちゃダメ)
でも本編でも割とどのエンディングでもレティシアさんは良いエンディングを迎えてないのでまあその因果応報…?
とにかくめちゃくちゃ面白かったです! オスメ! 灰色工房さんのゲームはどれも心にクる作品なので、即購入しました。
懺悔室に女性が現れるシーンからスタートし、あなたはその女性の話を聞く…という形で話が進んでいきます。
最初に、「信者」として育てた○供を選び、それぞれの○供によって、シナリオが変わっていきます。
拾った○供を、絶対的な自分の信者として育て上げたレティシア。
意にそぐわず「神様」に仕える身になったティック。
盲目的に「神様」に仕えるファル。
どちらの少年も、ある意味幸せで、かつ、ある意味不幸だったのだと思います。
そしてレティシアも、ある意味誰よりも幸せで、そして誰よりも不幸だったのでしょう。
自分が神となる、などと、傲慢なものにしか思えません。
そして、信者である○供への、虐待めいたその態度と絶対的な命令。
哀れなほどに傲慢に振る舞うレティシアには、最初からあまりい感情は抱けません。
それほどまでに彼女は酷い人間として、プレイヤーへ負の感情を抱かせるのです。
ですが、だけどこのゲームをコンプリートしたときに、彼女への感情は変わってくると思います。
分岐は比較的シンプルで、選択肢でセーブしていけばコンプ可能な親切仕様。
そして○供こと、ティックとファル、どちらのエンディングもすべて見ると…?
実に灰色工房さんらしいこの作品、ぜひコンプリートしていただきたいです。