おすすめレビュー
とても読み応えのある作品でした。年表システムにより物語を振り返りやすかったのも良かったです。アペンドパッチや今後の新作等も楽しみに待たせて頂こうと思います。 人とは何か、義とは何か、正とは何か。
武士同士の戦や家族を殺された恨みによる仇討ち等の繰り返される復讐と悲しみの連鎖。
"運命"に導かれた彼らの苦悩や悩む姿、その生き様は、剱の様に私の心に刺さりました。
4組の主人公視点(本編フルボイス)のシナリオにより、各視点の裏では何が起こっていたのか、共通の知り合いのサブキャラがいたりと、1つの視点だけでは味わえない面白さが詰まっていました。二転三転する展開に驚き、嘆き、読み応え抜群でした。
CG枚数がとても多く、その中でもバトルシーンではあえて白黒のみのCGを採用し、命のやり取りの一瞬の緊迫感がこちらにまで伝わって来る様でした。
BGMはシリアスな場面や緊迫感のあるBGMが多いですが、古文吾ルートの日常シーンのBGMでクスッとしたりと強弱があって良かったです。
今作ではOP曲が3曲もありどれもカッコイイですし、物語が進むにつれて歌詞の意味がわかって来るので、何度も聴いて欲しい曲です。もちろんED曲も良曲です。
複数視点の物語が好きな方、主人公(男性)ボイス有りが好きな方、気持ちの良い伏線回収の好きな方、熱いバトルシーンが好きな方などにオススメしたい作品です。 "ノベルゲーム"規模で見て、とてもおもしろい作品です。
選択肢で向き合うは、主人公たちの立場ごとの"正義"。
そして彼・彼女らの戦う姿を、プレイヤーが見届ける。そんなゲームです。
舞台は、私たちの知識とは少し異なる戦国時代。シビアな人生観と、登場人物の死がストーリーに影を落とします。
硬派。とはいえ、選択肢の難易度がとても高いわけではありません。その出現回数も、テキスト量と比較すると非常に少なく、テンポよく読み進められます。
『八剱伝』で特筆すべきは、プレイヤーが物語に集中できるように最適化された"構成"かと思います。
それは、システム構成しかり、物語構成しかり、美術面の構成しかり・・あらゆる面で、製作陣の意欲的な挑戦が感じられます。
まずシステム面。プレイ画面からシーン選択画面へ移動し、選択肢場面に即戻ることが可能。
保存機能を多用せずとも見たいシーンをサクッとリプレイできる親切な構成です。
この快適さに加えて、用語集やルートごとに異なる人物相関図など、面白さをプラスする要素も随所に見られます。
物語の構成は、主人公男女2人ペア計4ルートを同時進行。サブキャラクターはルートをまたいで各主人公ペアと関わります。
ヒロインキャラがルート別に見せるギャップには、ときめいてしまいますよね。『八剱伝』は、サブキャラにいたってもその現象が起こります。登場人物の描写が深く、プレイヤーとして物語に一層引き込まれます。
そして、美術面の構成。
イラストは、立ち絵のみならず、コマ割り、アニメーションなど表現が多彩。男女問わず立ち絵も豊富で、表情がくるくる変わります。可愛さ満点からギャグ顔、かと思えばかっこいいものまで。
また、シビアなシーンが多いだけに、声優さん方の演技も深く味わえます。
BGMも言わずもがな素晴らしいです。
OP、EDもかっこいいです。
"プレイヤーをどう引き込もうか?"工夫を凝らした構成ついて考えるだけでここまで楽しい気持ちにさせてくれるゲーム(しかも表現方法が限定されがちなノベルゲーム)に出会えて、私は幸せを感じます。
作品が気になった方は、ぜひ体験版をお試しください。もはや本編を無料プレイしているのではと疑う文章量を体験できますよ。 演出が凝っててしっかり見せ場があってよかった。主題歌もカッコよく、期待していた声優さんの演技も素晴らしくトータル満足出来ました。
次回作もあれば期待して待ちたいです。 以下明羽杏子さんの感想となります。
良かった点
・目隠し口塞ぎ手○ンシーンにて、声を出せずに喋れないシチュで鼻声と喉声だけで感じて鳴いている演技がとても素晴らしかった。特に切羽詰まった感じで低音の喉声鼻声で鳴いたり逆に高いトーンで鳴いたりする緩急が本当に最高だった。一日中聴いて入れられるレベルで好き。
・エ○チしながらのキス音がとても心地よい。チュー音もさることながら、切羽詰まった興奮状態で喉音や鼻音を鳴らしてくれるのが非常にかわいい。
・今作品でもフ○ラ演技が素晴らしすぎる。長くて強めの吸い上げ、喉音、鼻息、射精時の反応、ごっくん、息継ぎの鼻息と呼吸音、どれもこれも一切の妥協が無く完成している。
・シックスナインの体制で感じながらもフェラをする演技も良かった。喉と鼻を鳴らした声で表現するのがとても上手でかわいい。
・全般的にエ○チシーンで喉を鼻を使って演技するのがとても上手になっている。胸が非常に熱くなって多幸感溢れる気持ちになれる。
次回期待したい点
・前述の通り、口を塞がれて喋れない状態(何か咥えられた状況)で切羽詰まった感じで喘ぎ鳴く演技がとても刺さったのでまた聞かせてほしい。できればもっと長尺でじっくり聴かせてほしい。是非他のメーカーさんも明羽杏子さんでこのシチュを取り入れて欲しい。
・更なるフェラシーンの飛躍、あるいはバリエーションを増やすという意味で、声優の小倉結衣/佐倉もも花さんのような熟練のフェラ演技も取り入れてみてほしい。(単純にバキュームするという意味ではなく、よりよいチュパ音の探求という意味合い。)
・このエッチシーンと同等以上の内容でIRODORIさんの音声作品に明羽杏子さんを出演させてほしい。
・結構声優陣が豪華な印象があるので、できれば次回はMonkeys!¡に出ていた朝乃りのさんあたりの出演も期待したい。
明羽杏子さんの向上心にはただただ感謝の念しか浮かび上がりません。
お願いだからこれからもエロゲのヒロインに出演して欲しい・・・
他のヒロイン声優の方々(夏和小さん、 威鳳ジンさん、 桃山いおんさん)も大変素晴らしかったです。声優陣が豪華で素晴らしいですね。 4組の主人公達の視点から1つの物語へと紡がれていく壮大な物語。
登場人物がとても多くちょっとしたモブキャラまで立ち絵が用意されており、演出が上手く没入感の非常に高い作品。
登場人物が覚えきれずシナリオの把握が若干困難になるかと思いきや、小まめに更新される相関図が実装されているため、覚えの悪い自分でも容易に物語にのめり込むことが出来ました。
本編(一本道)+各主人公達の個別ルートという構成で、肝心の告白シーンやHシーンは本筋とは切り離されていてとても読み易い仕様になっています。
シナリオに凝っているからHシーンはオマケ程度なのかなと思っていましたが全くそんなことはなく、各キャラ最低5シーンは実装されているのには驚かされました。
Hシーンのシチュも攻守入り混じっており満足度が高く、エロゲーとして文句の付けどころがありません。
OP3つ&ED1つと曲数が多く、且つどれも耳に残るメロディで、昨今の作品の中でも特に曲に気合が入っている点が音源厨としてはとてもポイントが高いです。
内2曲は作中の声優さんが歌っており、曲を聴く前にクレジットを見た時は驚きましたが、実際に聴いてみると歌をメインにやっているのではないかと思うほどに上手く違和感が無く、クリア後も繰り返し聴くほど気に入っています。
とにかく起動の度に繰り返し聴いてきた1stOP冒頭の歌詞が刺さりに刺さる作品でした。
オールクリアしないと意味が無いと言っても過言ではありません!
フルプライス作品でボリュームもあるためサクッとプレイしたい方には向かないと思いますが、シナリオ・音楽・原画・声・演出等々、端から端まで気合の入った作品を是非ご賞味あれ! ザッピングといって、4つの視点を選択していってシナリオを進める形式のゲーム。ザッピングシステムはうまく扱わないとストーリーが散漫としてしまうか、話しがこんがらがってしまうことがありますが、ストーリーを進める主人公たちの動機付けが上手なのでそういった印象は全く受けません。次回予告&章冒頭動画によりちょうどいいところできちんと話を整理してくれる工夫もあって非常に丁寧な作りだと思います。通常のADVに比べてかなり手間がかかっており、バトル演出も独自路線の墨絵を多用したものです。そのうえOPテーマが3曲、EDテーマが1曲もあり、近年これほど熱量のあるゲームは珍しいですね。
ストーリーについては、ネタバレしたくないので簡単になりますが紹介します。「滝沢馬琴の小説「南総里見八犬伝」をモチーフにした、選ばれし八人の剣士による宿命の戦い。史実とはどこか異なった架空の関東地方の戦国時代を舞台に運命の連鎖にいつしか巻き込まれていた主人公たちは、宿命を知ることで自らの意志で苛酷な運命と対立する正義に立ち向かっていく」みたいな感じですね。当たり前ですが敵には敵の正義があって、それにもそれなりの説得力というものもあり、また、主人公たちのそれに対する回答というのもしっかりとしています。キャラクターは主人公たち、敵、サブキャラの多くが一筋縄ではいかない魅力にあふれています。あとエッチシーンは全員緊縛ありです。縄だけに。
独自路線でしっかり作り込むタイプの新進気鋭のブランドさんなので要チェックですよ。 ストーリーは男女2人の主人公達の様々な視点が交互に見れて中々面白いです!
演出も素晴らしく次回予告や話に入る前のナレーション、墨絵を使った戦闘CG等とても拘りを感じます!
好きな主人公は古文吾&幻八コンビで2人のコミカルなやり取りが面白いし、自惚れ過ぎるけどお人好しでどこか憎めない古文吾が愛おしい…
サブキャラも男女共に魅力的でどれも印象に残りやすいキャラが多いです!(ちなみに男キャラが平七、女キャラなら船虫がお気に入りです)
つい「寝る前にちょっとだけやろうかな」などと考えたが最後、文字通り手に汗握る展開の数々にマウスを手汗でびっちょりさせながらすっかり止め時を忘れ、気付いたら朝に…
そんなことを連休中毎晩の如く繰り返し、無我夢中で読み進めました。
8人4組のコンビそれぞれの視点で描かれる物語が糸のように縒り合され、やがて1つの大きな物語を象る群像劇です。
芳流閣の場面など「南総里見八犬伝」を知ってると思わずニヤリとしてしまうシーンもありますが、八犬伝を知らなくても全く問題なく楽しめます。 是非一度手に取って遊んで欲しいそれ程にストーリーが面白い!!
暗い展開も多いですがクスッと笑ってしまう(古文吾あんただよ)話しもあるのでバランス良く読むことができました。
ネタバレは避けますが買って良かったゲームでした。
原典の八犬伝や戦国時代の合戦の史実を知っているとより一層楽しめそうな内容でした。 自分は未だプレイ中(未クリア)状態なので、
ネタバレ要素等は特に触れずに思った感想を率直に綴ります。
イメージとしては時代小説をほぼフルボイスで朗読聴いている様な感じで、
オートプレイでじっくりとストーリーを楽しむスタイルでプレイできます。
逆に、町人等の一般人にもボイスが入っているので、
さっと読み飛ばしたい時は若干中弛みしやすいかもしれません。
その辺り、設定で調整できたら良かったですね。
年表や用語集、人物相関図が直ぐに呼び出せるので、
専門用語や時代物の独特な言い回しが分からない時に調べたり、
陣営毎の人間関係が分かりやすくなっている点は素晴らしいです。
時代物になれていない人は中々読み進めるのが大変かもしれませんが、
タイトルに書いた通り、時間をかけてゆっくり楽しみたい作品ですね~。
個人的には、明羽杏子さん好きがきっかけで触れた作品ですが、
明羽さんの女武者も新鮮で引き込まれてますし、
他にも魅力的なキャラクターが沢山居るので楽しみです! 時計気にしてないと、時間たつの忘れちゃう!
戦闘シーンも胸アツ! プレイを一度始めたらとにかく止まらなかったです。
区切りをつけてやっていかないと時間吸われそうになりました。
最終的な目的は違えど、各視点の戦いには手汗握る展開が。 8人のメインキャラを中心に違う信念を持った4つの物語を追っていくことがとても面白く、墨絵による演出もかっこいいので各章の衝撃な場面や展開もあり楽しんで読み進められました!
古文吾&幻八ペアがずっと好きでしたが、読み終えた後には導雪&華野も同じくらい魅力的なペアだと思います。