【DL版】Bradyon Veda
あらすじ
悲劇の大戦から三年。敗北した日本の中央都市［威京’モレク］に一人の男が現れた。名は「藤代直人」。彼の肩には、錆びついたネフィリムの徽章があった。ネフィリム――正式名:神術兵特務部隊。第三次東亜大戦中、たった十名で、数万の陸上部隊を壊滅させた実績を持つ実験歩兵部隊。彼らが扱う「神術」は、神の存在をこの世に顕示する……まさに魔術と呼ぶに相応しい力だった。その強すぎる力を恐れたのは、敵だけではない。神術兵特務部隊の兵たちも、己の持つ力を恐れ、いつかそれが人類の脅威となるであろうことを悟る。ネフィリムの隊長であった「斑鳩小萠」は、戦後すぐに自分の部隊を解散させようとする。そして内紛が起きた。結果、小萠は殺され、彼女を庇った直人も深い傷を負うことになった。愛するものの仇を取るため。そして小萠の意思を継ぎ、この世にあってはならない力を封じるために、直人は立ち上がる。感情を持つ兵器。戦争が生み出した神に近きものたち。彼らに待ち受けている未来は、支配か、融和か。それとも破滅か……。威京は、［神術兵’スクライブ］同士が駈け巡り、ぶつかりあう凄惨な戦場へと変貌する。 ▼もっとみるサンプル
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おすすめレビュー
専門用語とかもあり、かなり難しいと思った作品。バトル系で熱い展開もあるのですが、戦闘中にしゃべりすぎな気がして少し萎えた。
能力系のストーリーなんで、それ系が好きな人には楽しめるかな。
絵は濃いけど、結構好き。
説明文を読めばわかるとおり特色の強いSF作品なわけであるが、実際にプレイしてみるとあまりに予想外の風呂敷の大きさに脱帽する。
かなり重厚なストーリーになっていて、まさかの展開に驚くこともあると思う。展開が予想できない上にキャラの命がかかっていることも多いため緊張感もある。
様々な要素要素で、流さずに物語特有の説明をキチッといれてくれることに好感が持てる。どれだけSFでぶっとんだ設定であっても、物語の人物の一人に移入して説明を聞いていれば没入感も違うというものだ。
イラストはHシーンで人を選ぶものの、シナリオの雰囲気にあっていて非常に良い。
総じてSF好きのプレイヤーは買うべき良作である。 内容をざっくりと要約すると超能力を扱う超人兵士同士によるバトルがテーマだが、非常に癖が強い。
全編に渡って宗教、物理、化学などの多様なジャンルの説明が入るが、その説明が非常に長く難解で、その点で人を選びそう。（雰囲気を楽しむのであれば読み流しても支障はないと思うが）
本編は主人公が格上の相手に血みどろになりながら戦い続けるというもので、バトルとＳＦが好きという人にはうってつけ。ＳＦや物理が苦手な人でも燃えゲー好きにはお薦めできる。
主人公をはじめとした登場人物達の、報われない戦いに殉じる姿が胸を打つ作品となっている。