【DL版】コドモノアソビ
あらすじ
「――さあ、決めろ」丹生清澄は奇妙な呪いに苦しめられていた。 なんとかしたくてもしようがない。自分は一生これを抱えていくのかと、諦め混じりに新たな春を迎えたときだった。『あいつ』が、目の前に現れた。どうやら向こうは俺を知ってるみたいだ。けど……俺はこんな得体の知れない女に見覚えはない。はじめてのはずだ。会ったことがあったら忘れるはずがない。ただ、彼女は苦しげに顔をゆがめていた。「……もう、我慢できなかった」「おまえが好きでおかしくなるところだった!」――どういうこと?「消えないんだよ。何年経っても」「ワタシの中で、熱く、強く、脈打ち続けてた」「おまえのことが好きだって」「大好きだって」「苦しいくらいに」「苦しいんだよ」「もう、耐えられないくらいに」「ワタシはおまえのことなんか好きでもなんでもないはずなのに」「好きすぎておかしくなりそうだから――」「ワタシは決めた。だから、丹生清澄。おまえも決めるんだ」「おまえは、どうするのか――――」 ▼もっとみるサンプル





















ご購入はこちらから
