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【DL版】機械仕掛けのイヴ 〜Dea Ex Machina〜

    【DL版】機械仕掛けのイヴ 〜Dea Ex Machina〜

    あらすじ

    様々な技術産業で世界シェア1位を誇る企業『SHE』社。近年、不穏な企業へと変貌をしてゆくSHEを嫌った主人公『井深雅也』は、幼馴染の樹里が所属する『M.C.』社へと逃亡した。M.C.はSHEとの技術提携を打ち切り、経営・技術競争によるSHE打倒に向けて動き出す。利害の一致から雅也もこれに協力する形となり、一流のプログラマーとして高い暗号解析能力を持つ彼は、ある重大な役割を任される事となる。一方、高度な人工知能技術も有する雅也は、SHEからも激しい追跡を受けており、SHEとの闘いは苛烈さを極めていく事になる。果たして雅也たちは、『SHE』との戦いに勝利できるだろうか―?M.C.がSHE打倒のために用意した切り札は、とある奇才発明家が考案したという、オーバーテクノロジー淫具の設計図。アダルトグッズという事に目を瞑れば、それらのテクノロジーは近代技術の粋を持ってすら実現困難な科学者垂涎の技術の集大成なのだ!こうして、日夜エログッズの『解読』と『開発』、そして『エッチたっぷりな実験』に心血を注ぐ、男にとってある種、夢のような(?)日々が始まる…! ▼もっとみる

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    おすすめレビュー

    脚本家の知識量がハンパない。読んでいて勉強になるし、何より伝え方が上手い。これだけ分かりやすく喩えを使って自分なりの言葉に変換できる知識人はそうはいない。シナリオも王道だが、それ故に山場の盛り上がりにはさすがの安定感。三文芝居を見せられている感は否めないが、そこへ辿り着くまでには十分にキャラへの愛着が湧いているので問題ないと思われる。
    じゃんけん形式のバトルシステムも面白い。単なるレベル上げの作業ゲーに飽きてきた方にはお薦めできる。
    声優陣は賛否両論あるかと。「萌え」を期待していると評価は低い。個人的にはキャラにすごく合っていて(というか合わせている?)実力の成せる業かと思う。エンディングロールを見て、「え?この二人、同じ声優だったの?」と驚かされた。
    欠点を挙げるなら、作画。原画家が2人いると思われるキャラデザインだが、目の大きさが異なることが非常に気になる。

    2006年に神ゲーが多く(オルタ、戦ラン、こんにゃく等)出たが、このゲームもそれらに勝るとも劣らない作品である。
    シナリオ内に量子力学や電磁気学といった理系の分野と宗教思想などの文系的観点がうまく合わさっており、かつ分かりやすい文体で記述をしていることから、容易に世界に引き込まれていく。
    当初ギャグ的な要素が強いが、物語が核心に進むとそういった要素はほとんどない。
    SF系を求めているなら、一番おすすめできる。

    淫具開発がランダム要素を含むためコンプリートには少々時間がかかると思うが、カードゲームは、2週目以降レベル引き継ぎもあるのでそれほど手こずらないと思う。