おすすめレビュー
CROS†CHANELと出会っていなかったら、今の自分はあっただろうか?そう思わせられるほどのパワーがこの作品にはありました。
R18作品が買えるようになって、初めて購入したのがこの作品です。
ネットでも評判が良く、あの奈須きのこ(fate作者)も絶賛ということで購入を決めました。
しかし、当時の僕はPCゲームを完全に舐めており、エロい代わりにシナリオは二の次のような印象を持っていました。
そのくだらない偏見を見事に打ち砕かれることになるのですが…。
このゲームは序盤はギャグ要素が強めですが、終盤にいくにつれシリアスさが増してきます。
序盤のギャグで挫けそうになったとしても、どうかもう少し進めてみてほしい。
エンディングは美しさすら感じました。
ただ、どうしても合わない可能性はあります。(主人公やヒロインの言動・性格など)
このゲームの登場人物たちはどこか”おかしい”キャラクターばかりだからです。
そのことだけは念頭においてください。
ネタバレを避けるために詳しい内容には触れませんが、どうか一度は触れていただきたい作品です。
僕も願うことならもう一度記憶を消してプレイしたいくらいですが、それが叶わないならせめてもう一度…ということで本DL版を購入しました。
やってみて損はないはずです。
希望を言えば、僕と同じように他の誰かにとっても、心に残る体験になりますように。 数年ぶりにプレイしましたがやはり名作。
ネタにや古さを感じるものライター(田中ロミオ)の文章の巧みさも相まって退屈させてくれませんでした。
初回版とはや違う点があるので1度プレイされた方もう一度買って損は無いと思います。
しかしながら人を選ぶ作品ではあるので購入の際はご注意を。ロミオ作品が初めての方はこから始めるのもオスメです。 以前から気になってはいたのですが、箱版を購入するのは面倒で諦めていました。DL販売が開始されて本当にありがたい限りです。
いわゆるループものというやつでしょうか。シナリオは非常に丁寧に練られていて読みやすく、最後まで楽しめました。
選択肢のたびにクイックセーブが入る、セーブスロットが潤沢、オート・スキップ完備。古いゲームには稀にこうした「当たり前」の機能が無かったりしますが、この作品はシステム面もしっかりしています。
元のゲームが発売されたのは10年くらい前だったと思いますが、ストーリーの古さなどは感じられず、むしろ作品のテーマは現代においてより重要になってきているのではないでしょうか。ストーリーを読み終えた後も様々に想像を膨らませることのできる素晴らしい作品でした。 この作品は人と人の交流の大切さを描いた作品だと思います。
様々な困難を乗り越えて人とが交流していく過程が心に響くような作品でした。
また、ロミオの数うちゃ当たるようなギャグや、どん先が気になるシナリオはすぐにプレイヤーを虜にします。簡単に言えば、めちゃくちゃ面白い作品です。
ちょっと値は張るかもしれませんが、こちらのファイナルコンプリート版がお勧めです。様々な追加シナリオやトモダチの塔が収録されています。 かつて心に深く楔を打ち込んでくれた名作がセールになっていたので久しぶりに読み返してみようと購入。やはり素晴らしい。ゲーム開始して1分で懐かしさで心がいっぱいになり読み進めることに没頭してしまった。序盤からハイテンポなコメディと興味を引く不思議な現象で読者を引き付け、気が付けば普通に生きるのが難しい少年少女の懸命な毎日にがっつり感情移入させられている。世界の謎、友人たちとの関係性、ハードなサスペンスと小気味の良い笑い。長い年月が過ぎても色あせない高品質な物語で、初めて触れたときの感動を思い出せてくれた。エグい描写も多いので手放しには勧めにくい面もあるが是非とも多くの人に読んでほしい作品。今でもこうして過去の名作に簡単に触れられて嬉しいかぎりだ。 友達の紹介をきっかけにプレイしてみたが、とんでもない神作品だった。BGMにイラスト、ボイス、設定、全てにおいて完璧な作品だと僕は思う。そして何より、ストーリーが面白すぎる。キャラクターの行動に不自然な動きはなく、途中から変な設定が入ることもない。伏線回収も完璧。そのレベルは、思わずエロゲーであることを忘れてしまうほどだった。抜けないエロゲーとはよく言ったものだ。
あらすじ
本作「CROSS†CHANNEL -FINAL COMPLETE-」では18禁要素はそのままに、2014年6月26日に発売をされた
「CROSS†CHANNEL ~For all people~」を含めたコンシューマ版で追加された新エピソード、新規CGを完全移植。
新エピソードでは主人公視点だけではなく、他の登場キャラクターたちの視点で物語が進み、
それぞれのキャラクター達の内面や出来事を、より深く楽しめるようになっております。
シナリオライター 田中ロミオが新規エピソードは完全監修、田中ロミオが表現したかった全てがここに。
あの時あの瞬間、主人公以外のメンバーが何を思い何を感じていたのか、10年のときを超えて今明かされる。
■□■ストーリー■□■
夏。
学院の長い夏休み。
崩壊しかかった放送部の面々は、個々のレベルにおいても崩れかかっていた。
初夏の合宿から戻ってきて以来、部員たちの結束はバラバラで。
今や、まともに部活に参加しているのはただ一人という有様。
主人公は、放送部の一員。
夏休みで閑散とした学校、ぽつぽつと姿を見せる仲間たちと、主人公は触れあっていく。
屋上に行けば、部長の宮澄見里が、大きな放送アンテナを組み立てている。
一人で。
それは夏休みの放送部としての『部活』であったし、完成させてラジオ放送することが課題にもなっていた。
以前は皆で携わっていた。
一同が結束していた去年の夏。
今や、参加しているのは一名。
そんな二人を冷たく見つめるかつての仲間たち。
ともなって巻き起こる様々な対立。
そして和解。
バラバラだった部員たちの心は、少しずつ寄り添っていく。
そして夏休み最後の日、送信装置は完成する―――
装置はメッセージを乗せて、世界へと―――
■□■登場キャラクター■□■
●黒須 太一
主人公。放送部部員。
言葉遊び大好きなお調子者。
のんき。意外とナイーブ。
人並みにエロ大王でセクハラ大王。
もの凄い美形だが、自分では不細工の極地だと思いこんでいる。
容姿についてコンプレックスを持っていて、本気で落ち込んだりする。
●山辺 美希 (CV:榎津まお)
放送部部員。
佐倉霧の相方。
二人あわせてFLOWERS(お花ちゃんたち)と呼ばれる。
無邪気で明るい。笑顔。優等生。何にもまさってのーてんき。
太一とは良い友人同士という感じ。
●佐倉 霧 (CV:中瀬ひな)
放送部部員。
中性的な少女。大人しく無口。
引っ込み思案で、人見知りをする。
でも口を開けばハキハキ喋るし、敵には苛烈な言葉を吐く。
凛々しく見えるが、じつは相方の山辺美希より傷つきやすい。
イノセンス万歳。
●宮澄 見里 (CV:鳩野比奈)
放送部部長。
みみみ先輩と呼ばれると嫌がる。けどみみ先輩はOK(意味不明)。
穏和。年下でも、のんびりとした敬語で話す。
しっかりしているようで、抜けている。柔和で、柔弱。
●桐原 冬子 (CV:楠鈴音)
太一のクラスメイト。放送部幽霊部員。
甘やかされて育ったお嬢様。
自覚的に高飛車。品格重視で冷笑的。
それを実戦する程度には、頭はまわる。
ただ太一と出会ってからは、ペースを乱されまくり。
●支倉 曜子 (CV:児玉さとみ)
太一の姉的存在(自称)で婚約者(自称)で一心同体(自称)。
超人的な万能人間。成績・運動能力・その他各種技能に精通している。
性格は冷たく苛烈でわりとお茶目。
ただしそれは行動のみで、言動や態度は気弱な少女そのもの。
滅多に人前に姿を見せない。
太一のピンチになるとどこからともなく姿を見せる。
●堂島 遊紗 (CV:鵜乃瀬朱香)
太一の近所に住んでいた少女。
群青学院の中等部に通う。
太一に仄かな恋心を抱くが内気なので告白は諦めていたところに、
先方から熱っぽいアプローチが続いてもしかしたらいけるかもという期待に浮かれて
心穏やかでない日々を過ごす少女。
利発で成績は良いが、運動が苦手。
母親が、群青学院の学食に勤務している。肝っ玉母さん(100キログラム)。
●七香 (CV:理多)
自転車に乗って太一の前にたびたび現れる謎の少女。
謎ではあるが、物腰は勝ち気で活発と謎っ気は薄い。
●島 友貴 (CV:牛久京也)
太一の同学年。
元バスケ部。放送部部員。
実直な少年で、性格も穏やか。
激可愛い彼女がいる。
太一たち三人で、卒業風俗に行く約束をしているので、まだ童貞。友情大切。
無自覚に辛辣。
●桜庭 浩 (CV:Prof.紫龍)
太一のクラスメイト。放送部部員。
金髪の跳ね髪で、いかにも遊び人風。だが性格は温厚。
金持ちのお坊ちゃんで、甘やかされて育った。
そのため常識に欠けていて破天荒な行動を取ることが多い。が、悪意はない。
闘争心と協調性が著しく欠如しており、散逸的な行動……特に突発的な放浪癖などが見られる。