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■ストーリー
西洋剣術を学ぶため留学していた「空木日向」は、1年ぶりに帰国した日本の空港で、
「ニナ・クリオーネ」という女性に出迎えられる。
ニナの案内で、とある学園へとやってきた日向は、そこで繰り広げられていた光景に目を奪われる。
美麗な鎧に身を包み、剣戟で火花を散らす乙女たち。
「あれは『舞闘:カデンツァ』。騎士同士の勝負よ」
息を呑む日向にそう告げたニナこそ、その学園――銀蘭学園の学園長にして理事長だった。
「この学園では『騎士道』を教えているの。日向くん、ここで剣術を教えてみる気はない?」
ニナから剣術の技量を評価された日向は、さっそく『舞闘』を体験することに。
しかし――、
「あのおっ!この格好はっ!なんですかっ!」
煌びやかな鎧を身につけるのかと思いきや、用意されていたのは、少しエッチなボディスーツ。
さらにウィッグまで使って女装させられた日向は、銀蘭学園の『劇場:テアトル』でのみ可能だという、
魔法のような技術で立体投影された鎧と剣を手に、学園最強と謳われる騎士と対決し、勝利を収める。
「あの子、いったい何者っ?」
「この子は明日から指南役補佐として赴任する編入生、騎士育成科2年の卯花陽菜ちゃんです!」
観客の学生たちに向かって声高らかに宣言するニナと、もちろんそんなことは一言も聞いてない日向。
かくして日向あらため陽菜は、乙女たちが集う学び舎で、職員と学生の二重生活を送ることに。
――波乱に満ちた女装生活の幕が、いま上がる。