おすすめレビュー
なによりも楽曲が最高です。ジャンルも豊富で歌詞も良い。ストーリーのテンポが良く、すいすいと読み進められる。
私的に√分岐が分かりづらかったので、選択肢ごとにセーブすると良いと思います。 評判通りというか評判以上だった。もーなんというか消化できなくて、レビューなのに言葉にならない笑。自分にとってはこの作品は、他のゲームとは比較なんてできなくて、心の本棚に「月と6ペンス」の隣らへんに飾っておきたい。 おすすめ
オーバードライブの過去作品（キラキラ等）が好きな人には物凄く刺さる筈
おすすめない
萌えゲーとかを期待してるなら手を出さないほうが良いと思う 人はなんで音楽に意味を求めるのか
真剣に考えた答えを知りたいなら、やるしかないんだ。 コストパフォーマンスは最高峰の作品です。
BGM以外の歌詞ありの曲が17曲も収められているというボリューム。
バンドマンの抱える葛藤や金銭的な実情も書かれており、ライブなどに行かず知識のない人でも世界観に引き込まれる。まずは体験版をやってみて、面白いと感じたら購入をお勧めいたします。 人によって評価が真っ二つに分かれそうな作品なので、自分だったら他者に何も考えずにオススメしようとは思わない。
でも人生を音楽に賭けるという生き方に憑りつかれた人たちのライブでの疾走感及び解放感、それと並行しながら自分たちがいつ周囲から認められるのかわからないまま人気と評価という形のない商業的なものと向き合い続ける未来の見えない日々。
そういう重々しさや焦燥感がガッツリ伝わる物語なので、「気持ちの良いクライマックスはないけれど、胸が苦しくなるような緊迫感が良かった」というニュアンスに近い感性がある人なら一読の価値はあるかも。
あと、抜けるエロは期待しないで。
自分はオススメ攻略順をググって確認してからプレイする人なのですが、しかし何故かこの作品に関してはみんなオススメ順がバラバラという珍しいものでして…
しかしその中で「BAD ENDを最後にしたほうが良い」という人はわりと多くて「これって一体どういうこと？」と思いながらも、自分も攻略順の最後をBADにしてめちゃくちゃ納得しました。
考えてみれば、音楽に傾倒して生活に支障が出るほど人生を費やしてる人たちがそもそも普通な人たちなわけがなく登場人物はかなり奇人変人だらけ。
そんな人たちの生き方というのは綺麗なカタルシスだけでは済まされないのかなあ、と自分はそう捉えました。
つまりこれ、「誰が読んでも面白い」という類の話ではないと思うのですよ。
むしろ「現実に存在しないようなテンプレの胡散臭いキャラゲーって嫌いなんだけど」とか言ってるような人のほうがこのゲームを気に入るかもしれない。
そして自分はこの作品、嫌いじゃない。 今までプレイしたエロゲの中で『キラ☆キラ』が一番好きで、好き過ぎるあまり、後継作が出たと知りながらも怖くてずっとプレイできていなかった者です。
ようやく勇気を出してプレイしたのですが、感想としては「物凄く良かったけれど、期待していたものとは違う」という印象です。
序盤の強烈な引き込みから、中盤の淡々とした盛り上がりまで、何の文句もなく最高に楽しくプレイできました。
読み手を一気に本質的な部分まで引きずり込むような、瀬戸口さんの文章は本当に強烈で、個人的にはそれだけでもプレイする価値はあるかと思います。
ただやっぱりラストが……どのルートものっぺりしているというか……どうしても地味に感じてしまいます。
ハッピーエンドはハッピー過ぎるし、かといってバッドエンドもバッド過ぎる。
文章自体は間違いなく最初から最後まで瀬戸口さんなんだろうけど、後半の展開があまりにも棘がなく、丸すぎる。
いわゆる問題に対する答えというか、真実に迫ろうとしているエンディングが無いため、全ルートクリアしながらも「本当にこれで終わり？」と釈然としない感覚に陥ります。
唐辺葉介も含めた瀬戸口さんの作品の中でも、エンディングの退屈さはずば抜けている気がします。
……クラウドファンディングのことだったり、OVERDRIVEの最終作という位置づけもあったりして、色々あったのかなと思ったりします。
もしかしたら最初のプロットは違ったのかなとか、初稿は違ったのかなとか……どうしてもそういう想像をせざるを得ません。
……などなど、色々文句を書きましたが、『キラ☆キラ』などと比較をしない限りは、間違いなく素晴らしい作品だと思います。
期待しすぎないように気をつけてプレイすることをおすすめします。 『MUSICUS』は『キラ☆キラ』と比べて、とかその続きをどう描いたか、にフォーカスが当たらざるを得ない作品でしょう。その点で言うならば、問題意識はあったけれどもうまい着地点を見つけることができなかったように思えました。
作中で幾度も呟かれていた「音楽で人を感動させることができるか」と言う問題について、答えは出ているけど過程が抜け落ちています。本作の三日月ルートにおいてそれは直接に問われるのですが、そこではほとんど何も説明していないに等しい。数学で言えば答えだけ書いて証明がない答案みたいなものです。実際のテストでやったらどうでしょうか、多分ほとんど0点ですよね。ただ、これはその答えを持っている人にとっては証明できなくてもそれ以外考えられない答えなので、こうなるのは仕方ない。でも瀬戸口にはそこを華麗な筆致で示してほしかった。そんな期待を勝手にして、裏切られた、という感想を本作のテキストに持ちました。
エロについてはあまり期待しない方がいいでしょう。シナリオがいいけどエロゲーとしてパッケージしないと手に取ってもらえないから一応入れとくか、みたいなシーンが多い。とはいえ、作品のノイズになるようなはちゃめちゃなシチュではないので、登場人物たちの人生の一ページとして読み、楽しむことはできるでしょう。 エロシーンが少ないのが少々不満でした。ストーリーは満足ですが、少し残念です。 まず、キャラゲーというよりはシナリオゲーだなという印象でした。
創作をするということ。その意味と価値は。
とてもメッセージ性が高く、主人公に共感できたこともあり、素晴らしいゲームだと思いました。 有名ライター瀬戸口の久々の新作
クラウドファンディングで1億３千万円集め作られました
久々に寝る間も惜しんで一気にプレイしました
シナリオも流石のクオリティです曲にも力が入ってます
値段も抑えめにしてありますし、言う事なしです。
ぜひ多くの人にプレイしてほしい名作です
あらすじ
主人公・対馬馨（つしま・けい）はかつては有名な進学校に通っていたが、とある事情で中退。今は定時制に通っている。『親の後を継いで医者になる』という最短のレールからは外れたものの、まだまだ挽回可能。ただ、最近は『それでいいのだろうか？』と考えつつある。定時制で出会った、これまで周りにいなかった多種多様な人々。世界には自分が知らないものが沢山あるんだと実感させられた。……なのにまた、戻ってしまっていいんだろうか？僕は本当に、医者になりたいんだろうか？それが僕の、この対馬馨という人間の、生まれてきた目的なんだろうか？そんな中、市の懸賞に応募した小説をきっかけに、音楽プロダクションの社長・八木原から『うちのバンドの遠征に同行してレポートを書いてくれないか』という依頼を受ける。取材先はかつてはメジャーでも活動していたバンド『花鳥風月』。そのリーダー・花井是清はかなりの変わり者で、馨に対して『音楽なんてろくなものじゃない』と音楽の無意味さをこんこんと説く。そんな花井に戸惑いながら参加した初めてのライブで、馨は花鳥風月の音楽に心を奪われてしまう。数日後、初めてのライブの感動を忘れられない馨の元に届いたのは『花鳥風月解散』のニュース。突然の解散に納得いかない馨は花井を説得に向かうものの、議論は平行線でらちが明かない。その後も顔を合わせるたびにバンド再開を求める馨に、花井はこう言う。『馨君、きみがおれのかわりにロックをやらないか？』 ▼もっとみるサンプル
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