おすすめレビュー
シンプルに説明すると、それぞれ複雑な事情を抱えた人達が集まる学園で主人公を含む6人のキャラクターが生活し問題を解決する、という話です。前半はギャグ要素の濃い共通ルートを進み、その後シリアスな個別ルートに分岐する形になっています。
共通ルートのシナリオはそれだけを取っても面白いのですが、各所に散りばめられた演出のひとつがキャラクターの魅力を引き出していて、後の個別ルートをよりいっそう引き立てます。
個別ルートでは前半とはうってかわってシリアスな雰囲気になります。こでは各ヒロインの抱えた問題やそれに伴う脅威等の謎がひも解かれていき、またそれに立ち向かう主人公の姿に引き込まれます。
それと、みちるが可愛いです。
この作品のヒロインである松嶋みちるがとても可愛らしく素敵なキャラクターで、彼女の姿を見たり声を聞いたりするためだけでも680円分の価値があると断言できます。
特に、デートの待ち合わせをするシーンのみちるの可愛さは無類であり、これが生み出されたことは一種の奇跡であるとすら思います。
この時代に生まれ、この作品をプレイすることができたことに感謝します。 最初のストーリー展開自体はアニメとほぼ同じ。
けれどヒロインとの日常パートがなか面白いです。その他
背景など細かい所にも拘っていて、グラフィック関係については文句なしです。
本作品は三部作品なので三作品全てプレイする前提で買われる事をお勧めします。 ただパッケージの赤い髪の子にティン!ってきたからやってみたら、予想をはるかに超えて良かった。
共通√はコメディ色強めで結構笑った。しかし、いざ個別√に入った途端、シリアス色が強くなり別のゲームかなと思う程雰囲気がガラッと変わる。そして、EDは泣けた。ちゃんとバッドEDも用意されいてgod
エロは少なめな感じがしましたが、それがどーでも良くなるぐらいストーリーが良くて楽しかった。 非常によく練られた構成、それぞれがそれぞれの問題を抱えた魅力的なヒロイン達、今時のエロゲー主人公とは一線を画す、ハードでシリアスな主人公の活躍。
コメディ要素の強い長い共通ルートは飽きさせずに読ませ、分岐後の個別ルートは十分な長さとシリアスな面白さで引き込むように読ませてくれます。
攻略順について色々言われているようですが、攻略可能になる順番通りが一番面白いと思います。
文句なしでレジェンド入りの超大作。
一人でも多くの人にプレイして欲しいです。 アニメ化や続編で話題になったグリザイアシリーズですが、これが一作目です。「アニメで良くね?」と思う方もいると思いますが、果実に関しては買うことをお勧めします。*一応この作品のみでも完結しています。内容は重く、少しきついかもしれませんが、そのおかげで主人公のカッコよさが際立って意外とスッキリ進められます。エロゲをあまりやったことのない人にもお勧めできる名作だと私は思います。 最近アニメ化された本作ですが、短い時間で映像化するにあたって省略された部分が多くありました。
アニメはアニメで良いのですが、グリザイアシリーズのシナリオとキャラ、世界観を満喫するには原作プレイは欠かせません。
アニメを見た人も、それだけで満足せずに是非ゲームまでプレイして欲しいと思います。
あらすじ
■ストーリー
——その学園は、少女達の果樹園だった。
外敵から隔離された学園にやってきたのは、生きる目的をなくした一人の少年。
守るべき物を見失い、後悔と贖罪のみに費やされる人生の中で、
その少年に残されたのは首に繋がれた太い鎖と、野良犬にも劣る安い命。
そして少年は、その学園で少女達と出会い、新たな希望を見つけ出す。
——その少女は、生まれてきたことが既に間違いだった
逆らった罪——
——生きながらの死
誰も守ってなんかくれない——
——そして生き残った罰。
そこは、少女達の果樹園。
彼女達は、後悔の樹に実った懺悔の果実。
そんな少女達に、俺は一体なにが出来る…?
それは、一人の少年が夢見た永遠の希望——
■登場キャラクター
●榊 由美子 (CV:一色ヒカル)
主人公達が通う、私立美浜学園に設立当初から在学している女の子。
父親は関東圏に絶大な力を持つグループ企業の総帥であり、俗にいうお嬢様。
長い黒髪が似合う端整な顔立ちをしており、その仕草や言葉遣いからは育ちの良さを感じさせるが、
他者との関わりを疎んでいるようなところがあり、必要に迫られない限りは一人で行動することが多い。
そのため、普段から近寄りがたい雰囲気を漂わせがちだが、
庶民じみた食事や趣味を好むという意外な一面も見せる。
●周防 天音 (CV:雪見そら)
スラリと伸びる長い足と、たわわに実った大きな胸が目を引く女の子。
学園唯一の三年生ということもあり、面倒見のいい姉御肌でみんなから慕われている。
しっかり者の印象が強く、主人公に対しても何かと世話を焼きたがるが、
子供じみた悪戯や天然ボケと疑われる行動をとることもしばしば。
実家が都内に本店を構える老舗料亭を営んでいる関係で料理には自信があり、家事は全体的に得意分野。
痒いところに手が届くちょっとエッチなお姉さん——と言えば語弊があるものの、
違うと言い切れないあたりが油断のならない存在である。
●松嶋 みちる (CV:羽仁麗)
金髪ツインテールに天の邪鬼な言動がトレードマークな女の子。
明らかに“ツンデレ”を意識しているところがあり、
彼女の髪と言動はハイブリーチと日頃の訓練で成り立っていることから、
嘘ツンデレ“UT”であると言える。
可哀想なくらいに勉強は苦手だが、明るく元気なところが彼女の持ち味であり、
クラスのムードメーカー的な存在でもある。
本人は運が悪いことを気にしているようで、商店街のくじ引きでも、
アタリ以外のハズレを全て引いてしまったという残念な伝説を持っている。
酸っぱい物が苦手らしいのだが、無理をしてビタミンCを過剰摂取している理由は謎である。
●入巣 蒔菜 (CV:民安ともえ)
天真爛漫で自由奔放な女の子…という説明では明確な紹介にならないほど、つかみ所のない女の子。
一言で言ってしまえば“アホ”と表現できなくもないが、
その言葉では片付けられない言動や行動をとることが多く、底の見えない恐ろしさがある。
その特異性は、彼女と話した人間のほとんどが、5分で“この子はヤバイ”と直感するほどである。
そんな彼女も、当初は主人公に対して人見知りをしていたが、
ひょんなことをきっかけに“お兄ちゃん”と呼んで懐いてくるようになる。
実家は日本を裏から牛耳っていると噂の大財閥であるらしいのだが、その実態を知る者は少なく、
知れば不幸に見舞われる類の面倒くさい家の出身らしい。
●小嶺 幸 (CV:岡村美佳沙)
その服装のせいで、初対面の人間からは必ず“メイド”として認識されてしまう女の子。
だが、実際は歴とした美浜学園の学生であり、彼女のメイド服は周りの勧めで着用されているものである。
性格も外見の期待を裏切らず、真面目、穏和、控えめと、三拍子揃ったメイド気質を兼ね備えているが、
少し冗談が通じないようなところもあり、
「ヘソで茶を沸かせ」と言われればヘソで茶を沸かす方法を真剣に考え、
「お風呂は1万回数えてからあがること」と言われれば、
実際に数え終わるまで音を上げようとしない強情な一面も見せる。
それらの事例は、彼女の真面目さと行動力の高さの裏付けでもあり、
最年少ながら、クラス委員長を任されている理由にもなっている。
●風見 雄二
雑然とした社会から切り取られたような平和な学園に、ある日突然やってきた転入生。
幼い頃に事故で姉を亡くし、両親と死別して以降の詳細な経歴が不明だったが、
現在はドイツ人の養親に引き取られている。
美浜学園の学園長とは旧知の間柄であり、その縁を介することで、
書類上は海外からの招待留学生として6人目の学生となった。
口数が少なく、非常に落ち着いた性格をしているが、浮世離れした言動や行動が目立ち、
いかにも“ワケあり”な部分を感じさせる謎の男。
それでいて物事に対して非常に真摯であり、時には真面目が過ぎるような一面も見せ、
養親と同じ職場でアルバイトに励みながら日々を真剣に生きている。