ベオグラードメトロの子供たち [Summertime] | DLsite 同人 – R18
あらすじ
140枚以上のスチル(アニメーション含む)、テキスト28万字超え
セルビアの首都・ベオグラードを舞台に、子供たちの軋轢や鬱屈、超能力者同士の戦いを描く
サンプル
レビュー
偶然ノベルゲームに飢えていた頃、邂逅した作品。ノベルゲームとは言っても、一本道のデジタルノベルでしたが、そこは大した問題ではなかった。
(エンディングは複数あるが、フラグ回収の労力などは必要ない)
そんなことより、即買いを決めたのは「旧共産趣味電子小説」という文言。
え! ユーゴ?セルビア?
不謹慎かもしれない。しかし当時を知らない者は、誘惑に駆られてしまうのだ。
セルビアを舞台にするにはうってつけの、民族問題は、前面には出てこない。
それより、異能を持っているかどうかが重要視されるからだ。
そして、異能の発現率が高いことから、女性優位社会になっていると。
この女性優位社会の成り立ちにあまり納得できなかったので、星4に留めさせていただいた。
成り立ちに納得できないというより、特定の人物が男嫌いあるいは女嫌いを拗らせているだけのように見えたのだ。
内容について。
閉塞感のなかで少年少女が何とかやっていくお話だ。
クレバーに立ち回っているつもりが報われなかったり、偶然の出会いが一生の憧れになったり。
思春期の肥大化したエゴの話ね、とたかを括っていると、自分に跳ね返ってくる可能性があるので注意!
先程、周回の必要はないと言ったが、メタ構造になっているので
真剣(マジ)で向き合うならば、必要となる。
ちなみに、私は一話ごとに解放されるドキュメント機能に終盤まで気づかないで進めていたので「はじめから」プレイするしかない。
実は、この悲劇は、サークルさんのTwiterを事前にチェックしておくことで回避可能だったと判明した。
「カタリナのべおちる案内」を見よう。
彼女に関するネタバレになってしまっているが、最小限ということで。
最後に。
ネデルカかわいんじゃ!デジャンカッコいんじゃ!
お互いに嫌いなタイプの人種なのに、シズキを介して知り合ってしまった。
根本的に性質の良い二人だから、そんな経緯でも、隣人たり得るのだなあ。 真昼の暗黒をプレイして面白かったので購入
変わらず抜群のテキストセンスと選曲センスが有り難い
PC98を彷彿させるグラフィックやUI、TIPSから作品に対するこだわりがひしと伝わってくる
書きたい物を書き作りたいものを作る
これこそがインディーズゲームの醍醐味だと感じられる作品
買って損なし
値段以上の満足感を味わえる一品だと思う