僕は森世界の神になる [神奈川電子技術研究所] | DLsite 同人 – R18
あらすじ
※フルスクリーンモードで起動しない場合は、ウィンドウモードで起動後にAlt+Enterでフルスクリーンモードにしてください。
あなたは神を信じますか?
あなたが神なら神を信じますか?
あなたは神となり、森世界で生物を生み、殺します。
生物はみな、食物連鎖という掟にしたがい生活しています。
生物は神の存在を知りません。
森世界がどうなるかはあなた[神]次第です!!
サンプル
レビュー
間引くことで生物を進化させるという独特なシステムのパズルゲームです。操作はマウスクリックだけで手軽ですが戦略性は高くなか難しいです。
ステージのボリュームも結構あります。
個性的な生物を眺めているだけでも楽しいです。 全30ステージ+キャンペーンモードが有り、一つのステージは3~10分程度で終わります。癒し系のグラフィックとは対照的に、キャンペーンモードはかなり難しくやり応えが有りました。
生物の繁殖・進化は思い通りにいかないことが多々有りますが、中堅クラスの生物だけでもキカイに勝てたり、強力な生物の繁殖に成功しキカイを圧倒できたりして楽しいです。
一番の魅力は、生物の可愛らしい見た目と行動ですね。迫り来るキカイを無視して、草を食べ続けるズシには笑いました。 やることは、マウスクリックで動物をクリックして殺し、養分にする…ということだけ、の不思議なシミュレーション。
画面内で別の動物を食べつくすほどに増えた動物を間引いたり、植物に養分を与えるために植物の近くで動物を殺したり。
そんなこんなで動物を増やし、育て、やがて襲ってくるキカイを迎撃する、というゲームです。
のんびりと画面で増える動物と、それを捕食する別の動物が、ちょこまかと画面を走り回るのがとても楽しいゲームです。
お気に入りの動物が増えるとなんだかうれしい。
結構難易度は高く、増えすぎた動物を間引きするためのクリックが大忙しになったりもしますが、ビットな色彩で描かれた動物たちはとてもかわいらしく、楽しいゲームです。
箱庭的な環境で動物がわら動いているのを見るのが好きな方には、特にお勧めです。 雰囲気としては、架空の動植物の成長を見守るリアルタイムのシミュレーターみたいな感じです。画面上にある植物や動物の種が時間経過ともに勝手に育ち、食べたり食べられたりを続けます。神であるプレイヤーのできることは唯一つ。画面上の動植物をクリックして行う「間引き」のみです。こう聞くと単純で退屈なものに思えるかもしれませんが、これが中々に深いシステムなんです。
動植物たちは互いに弱肉強食的な食う食われるの関係を保っていますから、肉食動物が増えすぎれば草食動物が滅亡して肉食動物もやがて滅び、草食動物が増えすぎれば植物が滅亡してやがて草食動物も滅びます。更に、この動植物達は「進化」します。動物を間引いた際に発生する養分を植物に吸収させると食虫植物が出来たり、その養分を動物の卵に吸収させるとより凶暴な肉食動物が出来たり。こでも進化させすぎると下等生物が生まれなくなって食物連鎖のシステムが崩壊してしまいます。
故に、プレイヤーとしては、肉食草食、動物植物の分布、進化のバランス等の要素を常に考え、「間引き」によってその命をバランスよく刈り取り、適度な個体数を保持していかなければなりません。更には、各ステージに設定された目標を達成するため、「間引き」によって生物の分布を誘導していく必要まであるのです。…操作はシンプルですが、良く練りこまれたシステムで難易度は結構高く、非常に燃える物があります。
また、こうやって苦労して成長を見守った動植物達がリアルタイムで画面上を狭しと動き回るさまは非常に愛しく感じることが出来ます。侵略者と戦っているときなど、思わず「頑張れ、頑張れ」と応援したくなってしまいます。まさに「神」の心境と言うか、子を見守る親のような心境を味わうことが出来ると言う点でも極めて優れた作品です。