LOOT [CREO] | DLsite 同人 – R18
あらすじ
〜ストーリー〜
主人公、「市松明人」は人とは違う能力を持っていた。
「人の聴いていることが聞こえる」という「盗聴」の能力。
———独り言、秘密の会話、他人の陰口、警察の捜査情報。
全てが明人には聞こえた。
明人の住む町に起きた一ヶ月前の「殺人事件」。
推理小説を好む明人は、興味本位でその事件を調べていた。
そして「九条 ミリヤ」という同じ大学の女性に知り合い、衝撃の事実を知る。
「私達、命を狙われてる」
能力者を殺すことでその能力を奪うことが出来る「盗賊」という存在。
ミリヤの力はそういった「能力」の存在を感知する「察知」と言う能力の持ち主だった。
明人は「盗賊」の正体を突き止めることが出来るのか。
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推理×能力(リアル×アンリアル)
事件の真相、犯人、動機をひたすら究明する推理。
常軌を逸脱した超自然の能力同士でひたすら戦う能力バトル。
Lootはその二つの融合を本気で考えたノベルゲームです。
主人公に与えられた力は「盗聴」。
「他人の聴覚情報を、どれだけ離れていても盗み聞くことが出来る」
そのチカラを駆使し、能力者を狙う「盗賊」を見つけ出してください。
能力というファンタジーがミステリーの障害になると考えるのが普通です。
それはファンタジーがなんでも有りになってしまうから。
ご安心を。このゲームを推理する上でのルールは用意してあります。
普通の推理、普通の能力バトルでは物足りない貴方へ。
推理×能力の新感覚ノベルゲームLootへの挑戦をお待ちしています。
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バージョン情報
2012/08/11 ver 1.00
・ComicMarket82にて頒布
2012/08/18 ver 1.01
・一部テキストを修正
・セーブデータ数を5から25に変更
・タイトルに戻る際、前に流れていたSEがそのままになるバグを修正
2012/08/23 ver 1.01a
・右クリックメニューから”TITLE”→”いいえ”を選択した際、ゲームが停止するエラーを修正
2012/08/24 ver 1.02a
・一部テキストを修正
2012/08/27 ver 1.03
・一部テキストを修正
・”操作”の説明を統一(tipsと同じに)
・アイキャッチがスキップできるように
・Extra画面でクリア済ルートがわかるように
・起動時に音量が初期設定になるバグを修正
『LOOT』作品ウェブページ
https://creo.main.jp/page/product/loot/
CREO software(お問い合わせ等はコチラ)
https://creo.main.jp
CREO software on twitter
https://twitter.com/creo_software
サンプル
レビュー
メインビジュアルに惹かれ、体験版をプレイしたところでどうしようもなく推理欲が沸き上がり、仮説を山ほど引っ提げて製品版をプレイしました。ノートとペンを持ち出して、ひたすらメモを取りつプレイしたゲームは久しぶりです。推理はまあ当たり、犯人当ても成功はしましたが・「そうきたかー!」と悔しくなってしまう展開もいくつかあり、完勝とはいきませんでした。
でも、その悔しさが「超能力による理不尽さ」にならないところはさすがだと思います。超能力モノと推理モノをこまでうまく融合させたこの作品、推理好きな皆さまにはぜひプレイしていただきたいです。
また、推理やバトルとは別の部分、「もし自分がこの能力を持ってしまったらどうなるのか、どうするのか」という問い、人間の善悪や本能、信頼、疑念・そういったテーマについても考えさせられる作品でした。
この作品には複数のエンディングが用意されていますので、それらについて思いを巡らせるのもよいかと。
攻略サイトなどは一切見ず、ノートとペンを用意してじっくり取り組むプレイスタイルをおすめいたします。公式サイトやゲーム内で見られる能力一覧、ルールに関して嘘はなく、それらを照らし合わせながら考えていけば必ず答えに辿り着けるはずです。
とてもよい作品に出会えました。 よくあるライトノベルのような、能力のインフレや後出しといったものは一切ありません。能力の特徴は全てプレイヤーに知識として与えられ、フェアな状態で推理を進めることができます。
とはいえ、その使い方を推理するには頭の柔らかさも必要です。作中では「その使い方があったか!」という箇所もあり、感心してしまいました。無能力者には無能力者の強みがあるという設定も面白いものです。
体験版をプレイすればわかりますが、能力の解説以外に各エピソードのメモや登場人物の情報を右クリックで即座に確認することができるため、ストレスなく思考をめぐらせることができます。
なお、いわゆる萌え絵ではないながらも、メインヒロインの頬染めは必見です。体験版で少しでも魅力を感じた人は是非。 万能という訳ではない色とりどりの能力が登場する推理物。
基本的に一本道。ひたすら展開を読んでいく。最後の犯人当てと分岐条件の選択肢がいくつか。
ルールによる縛りと能力の説明である程度の範囲内に思考が納まりますが、登場人物達の思惑・行動・能力による事象のおかげでどこから(誰を)信じればいのかと疑心暗鬼に陥りました。
自分の推理で「誰がどの能力でこうやった」と考えをまとめたにも関わらず後に提示される情報(嘘含む)で揺さぶられたりと、普通では出来ない事も出来る(かもしれない)『能力』の存在が良い具合に消去法を邪魔します。
だからこそのスリルに現実的な推理物とはまた別の楽しさがあるように思います。揚げ足を取ったら際限が無い、というのもあるかもですが・。
推理物は好きですが、推理の半分以上ハズレ。犯人当ては勘という体たらく・考え及ばずやられました。
保持してる能力とトリックを考えるのがやこしくも楽しかったです。 シーク○ットゲームシリーズや、うみ○このなく頃にシリーズ、次の犠○者をオシラセシマス、極限○出シリーズ、デ○ノート、ダンガ○ロンパシリーズ等に近いものがあります。これらをプレイした事があり、面白いと感じた人には特にお勧めです。
もとこの作品にたどり着いたのも、こういう『誰が』『何のために』『いつ』『どこで』『何のために』『どのようにして』『殺害したのか』そういう類のある種の極限推理系ゲームを話し合う掲示板で、オスメされて購入しました。
ただし、推理ゲーは求める5W1H(推理ゲーは多方殺人なので4W1H)の回答数が多くなれば難しく、やこしくなります。
しかしこのゲームでは犯人の動機は公式ホームページに書かれているとおり、盗賊という能力者が能力を得るためです。これで求める回答は3W1Hになります。つまり求められる回答はとてもシンプルです。
しかし、こに能力というものが加わり、ある種のクローズドサークルと、盗賊というプレイヤー側から真反対の存在が面白みを引き出しています。
ある種のクローズドサークルというのは、察知という能力が半径±25kmに存在する能力を、24時間ごとに知ることができるからです。もちろん24時間以内に出入りすれば察知されない、またいつでも遠くに行ける環境であるため、拘束感のない擬似的なものです。
また、盗賊という能力は、能力のない人間を殺すと死んでしまうデメリットもあるので、慎重に能力のある人間を探し出します。これによる駆け引きが、今までにない極限推理ものという面白さをさらに引き出しています。
これらの能力は公式ホームページで閲覧することも可能で、ゲーム上でもいつでも確認することができます。さらに、同じく書かれているルールどおり、これらを含む12種類の能力以外は出ません。そして犯人は一人です。 こういった閉鎖空間におけるミステリーはなかの好みなので、たま見つけてプレイしてみました。
今作はよくあるデスゲームや連続殺人事件とは異なり、異能というファンタジー的な設定が用意されておきながら、現実世界を舞台として破綻なくストーリーをまとめあげたという点で、オリジナリティがあって面白いです。
4~5時間程度の短編であるために、もう少しいろんな能力の活躍を見たかったとか、キャラの掘り下げが見たかったとか、思う部分はありますが、それはこの作品に魅力があったからでしょう。
この手のジャンルに興味があれば、プレイしても損はしない作品だと思います。