SNOW WHITE ECLIPSE [in the air] | DLsite 同人 – R18
あらすじ
幼馴染であるメイドのブランシュと過ごす、平穏だった日々。
だがある朝目覚めた場所は、見知らぬ街の汚い路地裏だった。
何故こんな場所に? 屋敷の者たちはどこへ?
そして、ブランシュは…?
混乱する記憶、受け入れられない現状。
冷たく、命の価値が低い閉鎖都市ガルヌブール。
17歳の貴族エリックの身に降りかかった不可解な出来事。
それは、とある計画の始まりだった——。
賊に襲われ、王女ティアラは離宮を追われた。
とりまく状況はすべて、叔父ベルナールに命を狙われている事実を示していた。
敬愛する叔父を疑いたくない彼女の指に嵌められた、王の紋章が刻まれた指輪。
病に倒れた父王にすがることもできず、父の旧友であるベイル将軍に助けを求め
護衛であるクロードと共に、特別管理区ガルヌブールを訪れる。
エクリプスの実験場と呼ばれる、閉鎖された街。
その街で得た出会いと別れを通じ、ティアラは王への道を模索する——。
※サウンドノベルのため、立ち絵・スチル・選択肢はありません。
本製品は全三巻の統合版になります。
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レビュー
読み応えのある、揺るぎないテーマの一本道ノベル。登場人物の視点によって突然場面が変わります。細かな伏線がはりめぐらされていて、読み進めていくたびに、そうだったのか! と製作者の意図に見事にはまりました。重いテーマをラストに向けて巧みに消化していっている手腕には脱帽。ある意味トリックです。
「エクリプス」の全てのなぞが解けたとき、一章へと回帰するシンクロニティ。立ち絵などはなく、難解な言葉も多いですが、雰囲気だけでも読み進めることは可能。…もったいないけどね!
主人公であるエリックの扱いにはちょっと涙しましたが、女子は強い! 特にミ!
久々、最後までノンストップで楽しめたサウンドノベルでした。ところどころ戦闘/流血シーンがあるので、苦手な方はお気をつけください。
最終章の場面変化はめまぐるしすぎて途中でなにがなんだか付いていくのも精一杯だったのですが、収まるところに収まってくれて、ほっと安堵いたしました。読後感は爽涼です。