轟け性紀の大発明 愛と怒りと悲しみの秘密結社第二科学部 [softhouse-seal] | DLsite 同人 – R18
あらすじ
◆—◇—◆ 関係者各位 ◆—◇—◆
春の桜が咲き誇り、彩りを鮮やかにしている
今日この頃、皆様は如何お過ごしでしょうか。
この度、御連絡させて頂いたのは他でもない
本日、この時間を持って『第二科学部』の設立をここに宣言させて頂く。
本日の朝礼でこの花畑学園の栄誉ある科学部の設立を耳にし、
必ず……絶対……誰も文句なしに自分がその顧問を任されると思っていた。
しかし、現実はどうだろう。
私のような天才発明家を蔑ろにし、ジャガイモに謎の液体を垂らして、
「ほら、青紫に変色しましたね〜」
なんてことを言って笑う、
あんな変態を名誉ある科学部の顧問に抜擢している。
これが間違っていないと言い切れるか?……いや、間違っている!!
はぁ……はぁ……筆に力がはいってしまったようだ。
取り乱して申し訳ない。
まぁ、そんな経緯もあり、
悪の秘密結社『第二科学部』を設立させて頂く。
私の部下の超ウルトラハイパーな馬鹿、じゃなかった部下の春原 風花と
私の超ウルトラハイパーな発明品でこの学園に復讐するのでよろしく頼む。
では、皆様良い学園ライフを……
【第二科学部 ブラック総統】
◆スタッフ
原画 :2-G
シナリオ :草薙
◆キャスト(CV)
風花 :澄川 桃子
祭璃 :松永 雪希
桜 :かがみ もえ
優希 :魅月 真琴
潤流 :春河 あかり
猫 :松永 雪希
◆— 作品紹介URL —◆
http://softhouse-seal.com/product/016-figment/top.html
サンプル
レビュー
一言で言うなら、ハチャメチャ学園コメディーです。悪の秘密結社である主人公&「風花」が、発明品を使って愛の奉仕活動の名の下に、エッチなことを繰り返していきます。まず最初にビックリしたのが、『主人公』です。体育教師でありながら、内に秘めた野生的な直感により発明を行う超人ですが、『バカ』です。とんでもない思考回路をしています。次にビックリしたのは、『ご都合主義な展開』です。例えば、『戦闘員一号』こと「風花」は『アホ』で、主人公のでまかせ発言をすぐ信じてしまいますし、『正義の魔法少女』こと「祭璃」は、主人公より悪役っぽくて、勝つために手段は選びませんがあっさり負けます。
ストーリーは、悪の秘密結社の仕事と正義のヒロインとの対決で占められています。今まで名前の出ていない「桜」(憧れの若い学園理事長)、「優希」(男っぽいのがコンプレックスの女の子)、「潤流」(泳げないお嬢様水泳部員)は、第二科学部の活動の標的です。
エンディングは、「風花」、「祭璃」、「桜」(「風花」と「祭璃」のエンディング)、「風花」&「祭璃」の4種類です。どれもハッピーエンドで、バットエンドは存在しません。基本は「風花」と「祭璃」のそれぞれのエンディングで、「桜」エンドと「風花」&「祭璃」エンドはおまけです。「桜」エンドでは「風花」と「祭璃」のエッチが、「風花」&「祭璃」エンドでは3Pが見られます。
シーン数は「風花」と「祭璃」が6種類ずつ、その他のキャラが2種類ずつ、あと、複数人エンドでのシーンが1種類ずつありました。アニメーション数は、数箇所だけだったと思います。どのシーンでも発明品を使ったアブノーマルなシチュエーションが楽しめます。
最初は復讐で始められる秘密結社の活動ですが、そこで愛が生まれ育まれる純愛系の作品仕様となっています。 主人公は『性紀の大発明』においては天才的な頭脳を持つ—体育教師。
しかしこの男、ただの天才ではない。
犯行動機、よく考えるとすごすぎる発明の運用方法、いざ事に及んだ後の狼狽っぷり、事後の拙いにも程がある誤魔化し…
…ふむ、どこをとっても『馬鹿』としか言いようが無い。
だが、『馬鹿』は主人公一人だけでは終わらなかった。
『戦闘員一号』風花。
主人公の口車にあっさりと騙されてしまう天然系お馬鹿さん。
『正義の魔法少女』祭璃。
やっていることは主人公と同レベルな黒歴史系お馬鹿さん。
—しまった、このゲームは馬鹿ばかりか!?
と、思わず取り乱してしまうぐらい、ご都合主義なお馬鹿さん達が小気味よく暴れてくれています。
タイトルの通り、メインとなっているのは『性紀の大発明』
奇妙奇天烈な発明品を使ったアブノーマルなプレイは逐一「だと思ったよ!?」と叫んでしまうほど、ある意味で安心感満点の出来となっています。
難点を上げるとすれば、や操作性が悪いこと。
クリック連打すると、飛ばすつもりのなかった箇所も飛ばしてしまいます。
が、落ち着いてプレイすれば、この点もほとんど気にならないでしょう。
この値段にしてこのボリュームと内容は、損はないと思います。 天才と馬鹿は紙一重と言いますが、間違いなくこの主人公、オバカです。
「何故だっ!? 何故新設された科学部顧問に私が選ばれなかったのだ!?」
…いやアンタ体育教師だし。
「復讐してやるっ! この学園と理事長に!」
…いや完全に逆恨みだろソレわ。
てなワケで表向きは第二科学部しかしその実態は悪の秘密結社を設立した主人公、ブラック総統を名乗り主人公以上にオバカな女生徒風花を手下一号にして行動を開始するのだった…って、ショボい秘密結社だなオイ。
毎度、おかしな発明品を駆使して理事長やら女生徒やらを陵辱し風花には『愛のマッサージだ』とあくまで慈善事業だと誤魔化す主人公。
「理事長先生とっても幸せそうで良かったです〜♪」
あなんてオバカな風花、某東鳩の「はわ〜っ」とか言ってる緑髪のドジッ子メイドロボを彷彿とさせるなぁ(^_^;)
そして悪の秘密結社とくれば、正義のヒロインも登場します。謎のツンデレ魔法少女…って正体バレですが(笑)毎回出て来ては返り討ちにされてます。
ところで皆さん気付くだろ〜か、風花と理事長の意味深な言葉に。何気にSFしてたりしますので、セリフをよくチェックしてみて下さい。
最後にひとこと。ボーイッシュなガクラン少女優希エンドも欲しかったぁっ! (←ダメだこひつわ) 一言で言うとおバカな抜きゲー。
209年の作品で、今30代、40代の人(発売当時20代、30代の人)は良く知っていそうなパロネタが結構出て来る。
数多くの美少女ゲームを制作しているsealさんらしく、CGは綺麗。
システム面はや既読Skipが遅めなのが気になった。
エロは和姦っぽいものだけに限らず、中には少し変わったシチュエーションもある。
人によっては、もしかしたらこれは!と思うものがあるかもしれない。
天才な筋肉ポジティブバカとアホな子とちょっと痛い魔法少女が繰り広げるコメディーなお話でした。
発明品もパロなものが多かったですが、結構面白く仕上がってたと思いますし、ポジティブなことやアホな子がメインでストーリーが展開するため、ちょっとした戸惑いぐらいなら一瞬で吹き飛ぶ流れです。エンディングもほっこりするものばかりで良かったと思います。