紅色天井艶妖綺譚 [Lovedelivery] | DLsite 美少女ゲーム – R18
あらすじ
【女性向け作品】
■■物語■■
それは、妖怪と人が共に生きた日本。
舞台は日本、時は江戸。
妖と人は互いに境界を保ちつつも、時に混ざり、時に相反しながら共生していた時代。
妖と人間の間に産まれた半妖・藍丸は江戸の町で何でも屋を営んでいた。
そこにある日「行方不明になった夫を捜して欲しい」という依頼が舞い込んでくる。
そこで藍丸は共に暮らしている妖・雷王と弧白と共に依頼主の元に向かう。
すると奇妙な現象が起こっていることを知る。
—まるで刀に魅入られたように、人が姿を消し、狂っていく—
江戸で起こっている妖刀事件。
事件を解き進めていくうち、藍丸は事件に隠された深潭の闇を見る…。
■■登場キャラクター■■
◆藍丸(らんまる) CV:上河 創
江戸の街・浅草で人間として、何でも屋を営んで暮らしている半妖の青年。
三歳の頃に母親が死亡し、それ以来雷王、弧白をはじめとする妖達と暮らしている。
妖としての能力は緋の炎を出し、攻撃出来ること。体術・剣術共に得意。
好きなものは和菓子の金鍔。いつの間にか集まってきた他の妖怪に身支度の一切をさせている。
妖怪達は喜々としてそれをするので実際の生活能力は低い。
自分が半妖で、なおかつ力がある所為か、他の不幸な境遇の妖の面倒も見ている。
愛用の煙管の中には極楽蝶という妖が住んでおり、小太刀に変わり藍丸の武器となる。
「俺は半分で、両方だ。だからこそ分かることもある」
◆雷王(らいおう) CV:犬野 忠輔
妖。藍丸の母親に主人公の後ろ盾を頼まれてからずっと一緒にいる。
それ以来藍丸の教育、また身の周りの世話などを引き受けている。
闘いは肉弾戦が中心。
雷、の名の通り雷を纏って攻撃することが多い。
本能で動く妖達の中にあって思慮深く、豪奢な事を好まない質実剛健を旨とする性格。
「お前の母親は、お前が人として生きることを願っていた。俺はそれを守り続けて行くだけだ」
◆弧白(こしろ) CV.ルネッサンス山田
いつの頃からか藍丸と共に居る妖。
雷王が人間として生きることを主人公に勧めるのに対し、弧白は妖として生きることを勧めていく。
自分ではあまり戦わず、従属に戦わせる。従属が消滅しても構わないと思っている。
本意はあまり見せず、藍丸の言葉に従う。従属する快楽にしたがっている妖らしい妖。
「おや…、ただの儀式なのに、舌を入れられて興奮したか?」
◆桜螺(さくら) CV:丈 隆志
人間。長い髪を後ろでまとめ、大刀を二本差している浪人風の男。
表情を変えることは少なく他者とあまり関わらない性格だが、一度懐に入れた相手に対しては情が厚い。
突然藍丸に剥妖刀を突きつけ窮地に立たせるも、ぎりぎりのところで今日丞に邪魔をされる。
加えて「衆道の犯罪者」呼ばわりされたことに憤慨し、今日丞とはその後も犬猿の仲となる。
持っている剥妖刀は非常に力に溢れており、その刀を使う為にある契約をしている。
桜螺、という華やかな名はその為のものである。
「…殺しはしない。ただ消すだけだ…お前の、妖の半身を」
◆久慈 今日丞(くじ きょうすけ) CV:北野 大地
人間。藍丸の危機を二度にわたって助けてくれた侍。
とある旗本の次男坊だが、次男の為家督相続権は持っていない。
優しげな顔ではあるが、道場で師範代を努めるほどの剣の達人で、人望も厚い。
気に喰わない人物に対しての態度は慇懃無礼。
修めている剣術や考え方の違いから、桜螺とは相容れない存在となっている。
「男を襲ってお縄になる位なら、陰間でも買えば良いものを…」
◆七絡(ならく) CV:先割れスプーン
妖。藍丸を憎み、殺そうとする蜘蛛の妖。
いつも無表情だが、藍丸のことになると目の色が変わる。
暫くの間ある人物を探していたが、既に此の世に居ないと分かるや藍丸を見つけ出し、殺そうとする。
ある出来事が切欠で藍丸に歪んだ想いを抱くようになり……。
弧白とは面識がある。
「殺してあげる……、殺してあげるからね……藍丸!!!」
◆嘉祥(かしょう) CV:一条和矢
非常に永い時を生きている大妖。羽織役であり、沢山の従属を持つ。
人間の世界では大店を営んでいるが、裏の顔は様々な道具から違法薬種まで取り扱う闇の商人。
藍丸と同じように依頼を受ける事もあり、今まで何度か藍丸と対立している。
「——逢い引きならば、お前の閨(ねや)でというのが、一番の本望だが……」